シチューやドリアなどに使える「基本のルー」。 ホワイトソース缶や固形ルーを使わなくても、作れますが「ダマになる」「失敗しそう」となかなかチャレンジできないものです。 そこで絶対に失敗しないでなめらかなルーが作れるように細かなポイントをまとめました。 少々長いですが、作る前にはしっかり読んでくださいね^^
■バター:薄力粉:牛乳=1:1:10が黄金比率。 ■小麦粉が固まる温度が50~60℃なので、この温度帯で混ぜるか、もっと低い温度で混ぜることでダマになることなく作ることができます。 ■【グラタン・ドリア】…そのままか、牛乳を増やして適当な粘度にする。 【シチュー・クリーム煮】…スープ1:ルウ1 【クリーム系スープ】…スープ1.5~2:ルウ1 コンソメスープなどを加える割合は上記の通り。入れる具材によっても異なるので、アレンジレシピを参考に作ってみてください。 (スタイリング:白井千尋、撮影:大原美穂)
フライパンにバターを入れて中火にかけ、バターが溶けたら火を止めて小麦粉を一気に加える。 ※材料を半量(2~3人分で使用する場合)にしても同様に作ることができます。
小麦粉が全体になじんで粉っぽさがなくなったら再度火にかける。なめらかな状態から、ぼそぼそとした状態になるが、さらに加熱を続ける。
加熱を続けると、とろとろのさらになめらかな状態になるのでそこまで絶えずかき混ぜながら火にかける。 ※最初はバターと薄力粉が「もったり」していますが、1~2分炒めていくと、少しずつ「なめらか」に変化します。 はじめの「なめらか」でなじんだかなと思いがちですが、ここでクリーム状になるまで加熱することで、口当たりがなめらかなルウに仕上がります。 この後の工程は2パターンあります。 どちらでもお好きな方でお試しください。
【パターン1(少量作り向き)】 フライパンの火を止め、冷たい牛乳を一気に加え、泡だて器などでかき混ぜ、滑らかになるまでしっかりと混ぜる。 ※牛乳を加える時に、少しずつ加えるとダマになります。一気に加えて!
【パターン2(大量作り向き)】 フライパンを火からおろし、濡れタオルなどの上において冷やす。 50℃ほど(膜がはらない程度)に温めた牛乳を少しずつ加えて混ぜ、なめらかになるまでしっかりと混ぜる。
(どちらのパターンも)火を止めた状態でなめらかになったら、再び中火にかけ絶えずかき混ぜ、濃度が出てきて、なめらかな状態になり、ふつふつとしてきたら完成です。 ※はじめは泡だて器で、なめらかな状態が落ち着いてきたらターナーで混ぜましょう。 ※【パターン2】はすでに温まっている牛乳なのですぐになめらかなソースができます。 【パターン1】は加熱時間が長くなるため大量に作るなら【2】がよいですが、牛乳を温めるのが面倒なので少量なら【1】が楽ちんです。
「鮭と白菜のクリームシチュー」のレシピはこちらから https://oceans-nadia.com/user/28/recipe/470644
「鶏肉と小松菜のクリームドリア」のレシピはこちらから https://oceans-nadia.com/user/28/recipe/470646
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柴田真希
\今日のごはん何にしよう…でもう悩まない!/ ■第1・3金曜日に平日5日間の献立公開 (Instagramは買い物リスト付き) https://www.instagram.com/maki_recipe106/ ■4歳・2歳 Boy ■「切るだけ&漬けるだけ! おうちで簡単ミールキット」(学研プラス)、「私は「炭水化物」を食べてキレイにやせました。」「ココナッツオイル使いこなし事典」(ともに世界文化社)など著書10冊超え ■管理栄養士、(株)エミッシュ・Love Table Labo.代表 ■女子栄養大学短期大学部卒業後、給食管理、栄養カウンセリング、食品の企画・開発・営業などの業務に携わり、独立。 現在はお料理コーナーの番組出演をはじめ、各種出版・WEB媒体にレシピ・コラムを掲載する他、食品メーカーや飲食店のメニュー開発・プロデュースなどを行っている。