父の日は「父の日バル」を開店!
もうすぐ父の日ですね! 父の日は6月の第3日曜日。今年2017年は、6月18日です。今回は、父であり、料理家でもある私、Master Berryが「父の日」について、語らせていただきます!
「父の日」は、お父さんへ感謝の気持ちを伝える日、ではありますが、悲しいかな、やはり母の日と比べると認知度は低く、父の日を知っていても「何をプレゼントすればいいのかわからない」という子どもは多いようです。
逆に、何が欲しい?何をしてもらいたい?と直球で聞かれても、どう答えていいかわからなかったり、つい遠慮してしまうお父さんもいるのでは?
そこで提案したいのが、お父さんを料理でもてなす「父の日バル」です! 父の日のプレゼントで人気なのはダントツでお酒だそうですが、お酒に合わせて、お父さんの好きな料理を子どもたちと作っておもてなしする、というのはいかがでしょうか? 簡単だけど美味しいおつまみレシピを紹介します。
お父さんを満足させるバルメニュー3品
まずは前菜!おつまみ三種盛り
お酒によく合うおつまみ三種の盛り合わせです。
左は「イカの肝炒め」。油をひいたフライパンにイカをワタまで全部入れて中火で炒めます。火が通ったら調味料を全部入れ、全体的に味がからんだらOK。
真ん中は、「バイ貝の出汁煮」。作り方はとても簡単で、鍋にバイ貝と出汁、調味料を入れ煮るだけ!
右は「足つきなめこ 辛味大根おろし」。足つきなめこをボイルし、麺つゆとからめ、おろした大根の上に盛り付けます。
どれもちゃちゃっとすぐに作れるのに、お酒によく合う本格的なおつまみ。きっとお父さんも気に入ってくれるはずです。
マグロを使って、オシャレで食べ応えあるアヒポキを
アヒポキは、ハワイ風漬けマグロのこと。ちょっとおしゃれに盛り付けて、特別感のある料理にしましょう。
こちらも簡単に作れます。まず、玉ねぎをスライスして水にさらしておきます。マグロを食べやすい大きさに切ったらジップロックに調味料と一緒に入れ、軽く揉んで20分ほど置いておけばOK。
器にレタス、スライスオニオンを盛り付け、その上に漬けたマグロをのせれば完成です。
王道の餃子でお父さんのハートをわしづかみ!
3品目は餃子です。なんだかんだ言って、家で食べる餃子は一番美味しいです。ビールや日本酒など、案外どんなお酒にも合いますし、たっぷり作ってお父さんを満足させてあげましょう!
野菜をみじん切りにしてからレンジでチン!これで手早く作れるようになります。しんなりしたところにひき肉、調味料を合わせて餡をまとめ、皮で包んでいきます。
フライパンに油をひき、餃子を並べ中火で1分くらい焼きを入れたら、餃子が半分浸るくらいのお湯を加えて、若干火を強くして蒸し焼きに。お湯がなくなったら蓋を取り、皮をパリッと仕上げるためにさらに1~2分焼いて完成です。
わが家の父の日エピソード
わが家には三姉妹がいます。娘たちは、母の日はカーネーションやスイーツ、プレゼントを用意して盛大にお祝いしますが、父の日は地味ですね…。
お母さんとは普段から好きな物や欲しい物の話をしているので、プレゼントも選びやすいようです。僕とはなかなかそんな話にならないので、何を贈っていいのかもわからないのかもしれません。
うちでよくある父の日パターンは、まずは長女が「どうする?ピザでも取ってみる?」と妹たちに探りを入れて、妹たちも「そうね、私たちも食べられるし」と従い、なんとなくピザパーティーが始まり、「お父さんいつもありがとう」となる……という感じです。
面と向かってプレゼントを渡したり感謝の気持ちを伝えるのが恥ずかしいのだと思いますが、しかし忘れられがちな父の日なのにしっかり覚えておいてくれているだけでも幸せなことですね。
料理で思い出に残る父の日に!
実は、娘たちのお弁当は9割は僕が作っています。かれこれ12年も作り続けていますが、きっかけは長女が僕に言った「明日のお弁当よろしくね!」の一言。
お母さんではなく、僕の味や盛り付けを選んでくれたんだと思い、とても嬉しかったです。おいしい料理を作れば嫁にも行かず、ずっと一緒に暮らしてくれるかも、なんて思ったのも、作り続けてきた理由のひとつ。…父親ってバカですね。
結局長女も次女も嫁いでしまい、家にいるのはまだ高校生の三女のみ。今も僕の作ったお弁当を持って登校しています。僕のお弁当が、学生生活のいい思い出のひとつになってくれるといいなと思っています。
僕は、お弁当や料理は幸せのボディブローだと思っています。「おいしかったな」「楽しかったな」と後からじわじわ効いてくる感じです。
みなさんも味や香り、食感でその料理を食べたときのことを思い出すこと、ありますよね。ぜひ、今年の父の日は手作り料理でお父さんをおもてなしして、家族のいい思い出を増やしてください!
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編集協力:糸井朱里