鱧を湯引きせずそのままだし汁に入れ、鱧の旨みとコクをストレートに味わえるお吸い物。鱧に葛をうつことで、なめらかな食感が楽しめます。鱧、エリンギ、銀杏、カボスが揃っているので、目をつぶったら松茸の土瓶蒸しと言ってもわからないかも!昆布、鰹、鱧、エリンギと、4つの出汁のハーモニーを楽しんでください。
・料亭のような上品なお吸い物ではなく、鱧の脂がだし汁にうつり、野菜もたっぷりとれるおうちのお吸い物です。 ・昆布と鰹の出汁は、2時間以上昆布を浸水しておき、中弱火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出し、鰹節を加えて火を止め、しばらく置いたらこします。 ・鱧は出汁が十分に煮立っている状態で入れ、再沸騰したら少し火を弱めると、汁が濁らず、具も崩れず綺麗に仕上がります。 ・カボスがなかったら、レモン汁などでもいいので柑橘類を入れると、爽やかな味わいになります。
鱧の全体に塩をまぶし、10分ほど置いておく。本葛粉(微細粉)をまぶす。
鍋に昆布と鰹の出汁を入れて中火にかけ、エリンギ、にんじん、白菜を入れる。
沸騰したら1とゆで銀杏を入れ、5分ほどして鱧に火が通ったら弱火にし、A 日本酒大さじ1、塩小さじ1/4、薄口醤油小さじ1を加えて火を止める。
お椀によそい、お好みでかぼすの汁を加える。
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fujinoniji 越野美樹
調理師•やさい料理家
惣菜店を約20年経営した調理師で、食品衛生にも詳しい。 現在は講談社コクリコ、Yahoo!ニュース、サンキュstyle、コクリコなど複数社で食関係のコラムやレシピ記事を執筆している。 これまで生み出したレシピは800を超える。 旬野菜のおいしさを生かした大量消費レシピが得意。 お弁当歴14年。 編集プロダクション・出版社で編集経験あり。