鶏の心臓(ハツ)が手に入ったので、季節のキノコ(ラクテール)と合わせてサラダ仕立てにしました。 ラクテールは濃いオレンジ色が特徴的で、乳製品との相性が良いので、バターソテーがおすすめです。 また、ラクテールは日本名では初茸と呼ばれ、旨みたっぷりのいい出汁が出る為、和食では炊き込みご飯やお吸い物などにも使われます。 *ラクテールの表面(傷)に見られる青色の斑点は、旨み成分を含んだ乳液が酸化したものでカビではありません。
▶️ドレッシングの味の決め手は、クルミオイルです。ナッツの香りが料理の味を引き立てます。 サラダ、ソースやドレッシング、炒め物やパスタの風味付け、お菓子作りなどにも使うオイルです。
ラクテール(初茸)は、刷毛を使い土や枯葉などを掃除し、水洗いし汚れを落とす。
硬い軸を切り、半分に切る。
イタリアンパセリの葉を摘んで水洗いし、キッチンペーパーで水気をしっかり取り、みじん切りしてボウルに入れる。
ニンニクは、皮を剥き、芽をとり、みじん切りにして、工程3のボウルに入れる。 *ニンニクは手で押すと皮から取りやすいです
オリーブオイルを加え、混ぜ合わせる。 *肉や魚の臭み取りになる万能調味料です
鶏の心臓(ハツ)の脂、血を丁寧に取り除く。 *新鮮なハツは、臭みも少なく淡白な味わいです
シコレ(エンダイブ)の内側の柔らかいところを取り、水洗いし、サラダスピナーで水気をとる。 *葉の苦味がハツとよく合います
クルトン作り バケットを厚さ5mmに切り、三等分にする。
熱したフライパンにバター、オリーブオイルを入れ、バターが溶けたら、バケットを加えて揚げ焼きにする。
同じフライパンにラクテール、塩、クルトンの油を入れ炒め、キッチンペーパーにあげておく。
そのまま、同じフライパンにクルトンの油を入れ、鶏の心臓(ハツ)を加え炒める。
合わせ調味料(工程5)を加え、ニンニクの良い香りが出るまで炒め、胡椒、シェリービネガー、ラクテールを戻入れ、味を整える。
シコレ(エンダイブ)をボウルに入れ、塩、胡椒、クルミオイル、シェリービネガーを加え和える。
お皿にサラダほうれん草を円を描くのように並べ、中央に工程14をのせる。
ソテーしたハツ&ラクテール、クルトン、イタリアンパセリを盛り付ける。
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cuisine & trip
フランス三ツ星店現役のプロの料理人です。 家族や知人に振る舞うちょっと手の込んだ料理や、簡単でパパッとできるファスト料理まで幅広く公開してます。 ジャンルに囚われずに、フランスの食材と戯れたいと思います。