爽やかな香りとほどよい苦味が魅力の、甘夏マーマレード♪ 皮ごと使って素材の風味をいかした仕上がりに。 パンやヨーグルトに合わせるのはもちろん、お菓子作りや料理のアクセントにもぴったり。 手作りならではのフレッシュなおいしさを、ぜひ楽しんでみてください。
下準備
【保存用ビンの煮沸消毒】
1.瓶、フタをきれいに洗う。
2.大きめの鍋に瓶、ふた、瓶がかぶるくらいの水を入れ、強火にかけて沸騰させる。
(必ず水の状態から始める。熱湯に瓶を入れると割れる原因になる。)
3.お湯がフツフツと沸いている状態で5~10分煮沸する。
4.火を止め、瓶とフタをとり出し、キッチンペーパーやケーキクーラーの上にさかさまにおき乾かす。(ケーキクーラーの下には熱湯が落ちるので、布巾を敷いておきましょう)
★火傷には十分に気をつけて行ってください。
甘夏をよく洗い、ヘタを外す。
甘夏の皮全体に十字の切れ目を入れて皮をむく。
実を一房ずつ分ける。
房の中央部分(種がある側)を縦に切って薄皮をむき、種を別に取っておく。
種をお茶パックに二重に入れる。 (1枚の袋に入れたら、さらにもう1枚の袋を逆向き(入口が反対)に包むと漏れにくい)
【ゆでこぼし】 水が入った鍋に皮を入れて沸とうさせ、5分ほど煮てザルにあげる。これを3回繰り返す。
皮の水気をとり、スプーンなどで白いワタをそぎとる。
皮を2mmほどの千切りにする。 (甘夏の皮を横に置いて3等分に切り、左右を放射状に切ると長さがそろいやすい)
皮、果実、種の重さをはかり、その60%の砂糖を用意する。 (今回は906gに対して砂糖544gを使用)
砂糖の半分を鍋に入れてかるく混ぜ合わせ、中火にかける。
水分がたっぷり出てきたら、残りの砂糖を加える。 時々混ぜながらアクを取りつつ、30分ほど煮詰めていく。
煮ている間にとろみがつけばそのままでOK。とろみが足りない場合は、レモン汁を加え、弱火で軽く混ぜながら煮てとろみをつける。 包んだ種は取り出し、粗熱を取った後、保存容器に入れて冷ます。未開封の状態で、冷蔵庫で約1か月間保存可能。
⚫︎今回は皮まで使うので、無農薬の果物を使うほうが安心で、風味もより引き立ちます。 ⚫︎ジャム作りにはアルミ製鍋は使えません。果物の酸で変色や腐食する恐れがあるためです。酸に強いステンレス、ホーロー、ガラス製の鍋を使いましょう。 ⚫︎果皮の白い部分は苦味が強いため、苦手な方はしっかり取り除いて、食べやすくしましょう。 ⚫︎種にはとろみをつけるペクチンが含まれているので、捨てずにお茶パックに入れて一緒に煮込みます。 ⚫︎砂糖の量は、皮、果肉、種の総量の70%まで増やしても大丈夫です。 ⚫︎今回はきび砂糖を使ったため茶色っぽい仕上がりですが、グラニュー糖を使うと色がきれいに仕上がります。 ⚫︎とろみ具合がわからない場合は、スプーンに少量取って冷ましてから確認しましょう。煮詰めすぎると、冷めたときに硬くなるので注意が必要です。 ⚫︎ジャムを長持ちさせるためには、取り出すときに清潔なスプーンを使いましょう。一度取り出したジャムは瓶に戻さないことも大切です。ちょっとした工夫で、おいしさを長くキープできますよ。
レシピID:500448
更新日:2025/04/08
投稿日:2025/04/08
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