ナンやタンドリーチキンは、じつは北インド料理
インド料理と言えばカレー、タンドリーチキン、ナン。と、思いがちですが、じつはこれらは、インドの中でも北のデリーなどの地域で食べられるもの。
その特徴は、こってりとしていて濃厚な味で、カシューナッツや生クリームなどを使っていることが多いそう。また、北インドは小麦が主食なので、パンやナンが多く、どろりとしたカレーに絡めて食べる、という方法が一般的。
お米と食べるのが南インドカレー。あっさりとした辛さが特徴
一方の南インドは、主食はお米。細長くて水分の少ないインディカ米が食べられています。このパラパラとしたお米とカレーを合わせて食べるため、シャバシャバしたカレーが多く、味はあっさりめが多いそう。
また、ベジタリアンが多い地域でもあるので、豆類や野菜を多く使う、という特徴もあります。
南インドのカレー定食「ミールス」がブームになりつつある
そんな南インドでは、「ミールス」と呼ばれる「カレー定食」のようなものがよく食べられているそう。「ミールス」は、「ターリー」と呼ばれるお盆のような大きな銀色の皿に、たくさんのカレーや野菜のおかずを小鉢を盛りつけ、中央にお米が盛られた、まさに「カレー定食」。
こちらの写真は、ヤミーさんの連載「世界フードツアー インド編」のもの。「定食」という言葉では足りないくらいの小鉢の数!
たくさんのスパイスが使われている野菜のおかずやカレーを食べられる「ミールス」は、その美味しさはもちろん、ヘルシーなインド料理として、日本でも人気を集めつつあるそうです。
「ミールス」でも定番の南インド料理をご紹介!
では、その「ミールス」、どんな料理があるのか、少しご紹介します。
野菜を炒めて蒸す「トーレン」
野菜を少量の油で炒めてから、蒸し煮にしたもの。インドには「サブジ」や「ポリヤル」など蒸し煮料理がたくさんありますが、トーレンはその南インド版。南インド料理でよく使われる「ココナッツ」を加えるのも特徴。
あっさりとした味で、たくさんの野菜を食べられるヘルシー料理。
南インドの定番、豆と野菜のカレー「サンバル」
南インドで日常的に食べられているカレー。材料は主に豆と野菜で、さらさらとしたスープ状。辛みとともに酸味があるのも特徴。
ヨーグルトで野菜を和えた「パチャディ」
ヨーグルトやココナッツで野菜を和えたサラダのようなもの。スパイスも入れるので甘さはなく、酸味とスパイスが香るさっぱりとした味が特徴。
南インドは、インドの中でもとくに暑い地域のため、「こってり」よりも「さっぱり」とした辛みが特徴の料理が多いそう。ご紹介した料理も、どれも「さっぱり」「あっさり」した味で、暑い時でも食べやすいそうです。
ブームの南インド料理をヤミーさんが教えてくれます!
レシピ本が出たり、「ミールス」専門店ができたりと、ブームがやってくる予感の南インド料理。じつは、人気料理家のヤミーさんが教えてくれる料理教室があるんです。
その名も「ヤミー‘sキッチン」!
1月に南インドに旅行へ行ったヤミーさんが、現地で食べて、学んだ本格南インド料理を、現地のスパイスを使って教えてくれます!
2月には、先ほどご紹介した「トーレン」や「サンバル」「パチャディ」を作って食べる料理教室を実施しました。
会場はこじんまりとしていて、参加者のみなさんはヤミーさんとたくさんおしゃべりしていました。このアットホームな雰囲気も、ヤミー's キッチンならでは。
そして、3月19日(土)には、「南インド料理 第2弾」を開催予定。レシピは「バナナ入り揚げ物」や「鶏肉の唐辛子炒め」「フィッシュカレー」など、本格インド料理ばかり! ヤミーさんが直接レシピを紹介し、調理を一緒に行う、わきあいあいとした料理教室です。
まだ受付ているので、この機会にぜひご参加ください!
●お申し込みはこちらから
ヤミー‘sキッチン 【3月実施】南インド料理 第2弾
https://oceans-nadia.com/special_sites/yummyskitchen
※定員に達した場合は抽選になりますので、あらかじめご了承ください