調理中にも食卓にも使える「ゆびさきトング」
こんにちは。編集部のわーたんです。突然ですが、みなさん、トングってお持ちですか? そう、アツアツのパスタをつかんだり、サラダを取り分けたり、焼肉のときにお肉をひっくり返したりするアレですね。私も昔からパスタ用に、長さがあって先端が目の粗いくしのようになっているトングを持っています。
でも、卓上でサラダなどの取り分けにも使える、もっと小回りのきくトングも欲しいなーと思って、いろいろ物色していたら…。「こ、これは!」と思えるトングに出会ってしまいました。それが今回ご紹介する「ゆびさきトング」です。
取り分け用として購入したのですが、むしろ調理中にその真価を発揮。早々に調理グッズのスタメン入りを果たしました。間違いなく「調理の面倒」を減らしてくれる優秀アイテムなので、全力でおすすめします!
薄い食材もスピーディーにはがせる
手で持つとこんな感じ。147mm×45mmとかなり小ぶりです。バネ部分に特許を取得していて、使いやすいやわらかさと耐久性を両立しているのだそう。わずかな力で開閉できるので、まるで自分の指先のように扱えます。
軽い力で開くうえ、先端がぴたっと合わさるので、例えばこんなうすーいお肉をつかむのだって簡単! 薄切り肉や生ハム、サーモンなど、自分の指や菜箸で扱うのが難しい食材も、1枚ずつスピーディーにはがせます。持ち手が短く先端が指先に近いおかげで、自分の手に近い感覚で使えるんですね。
また、手がぬるぬるベタベタ汚れないので、手を洗わないと次の工程に進めないという面倒もありません。生肉や生魚を触るのに抵抗がある方や、ネイルアートに凝っている方もこれなら大丈夫ですよ。
使用中は逆さまに置くことで面倒を回避
使っている最中にちょこっとどこかに置きたいというときも、逆さまに直置きすることで、ほらこの通り! 先端がつかないようになっているので、トングを置いておくための小皿やバットを出す手間もありません。なんともニクい仕様です。
揚げ物にもお役立ち!ちおりさんのチキンカツを作ってみた
私がこのトングを使い始めて一番「これはすごい!」と思ったのが、揚げ物のパン粉付け。実は私にとって、揚げ物はハードルの高い料理のひとつだったりします。昔ながらの方法で作ろうとすると、大量の油で揚げたり後片付けが大変だったりと、何かと手間がかかりますよね。
衣付けもそのひとつ。小麦粉や卵、パン粉をつけるステップごとに手が汚れ、そのたびにいちいち手を洗うのがとにかく面倒で…。使い捨てのポリ手袋を使っていたこともありますが、手の感覚が伝わりにくく、結局素手に戻ってしまいました。
でも、ゆびさきトングでそんな問題も解決! 今回は、ちおりさんのチキンカツをこのトングで作ってみました。
爪の間にバッター液やパン粉が入らない幸せ
この通り、お肉をバッター液にくぐらせる、全体にパン粉をまぶすという作業を、トングが私の指先の代わりにやってくれます。パン粉まみれの指に気づいて「いったん手を洗わねば…」とシンクに向かうも、爪の中にまで小麦粉やパン粉などのどろどろが入りこんでしまい、「時間がないのに、もう…!」と焦りながら手をごしごし洗う。そんな物悲しい事態からも解放されました。
ただし、油で揚げているときの使用には要注意。油ハネや火傷のリスクがあるので、この場合は長めのトングや菜箸の方がいいかもしれません。
サラダの取り分け、子ども用のカットにも
付け合わせに作ったサラダの取り分けもこの通り。細かい作業が得意なトングなので、例えばつるつるしたミニトマトや、トッピングしたコーンなどのひと粒までラクラク拾うことができます。
また、3歳の娘のために、大人用に作ったおかずを小さめにカットするのにも便利。素手では触れないアツアツのおかずも、しっかり押さえることができます。
このほかに焼きなすの皮むき、トマトの皮の湯むきなど、熱くて触れない食材の繊細な作業をするときにも向いていますよ。
さあ、できました! ちおりさんのチキンカツは、下味に塩こうじとマヨネーズを使っているのでお肉がしっとりやわらか。小麦粉と卵を混ぜてバッター液にするので、衣付けの作業もラクちんです。うーん、やっぱり揚げたてサクサクのカツは最高ですね! お肉に味がしっかりついているので、ソースをかけなくても美味しい。お弁当にもいいですよ♪
●詳しいレシピはこちら
ちおりさんの冷めてもサクふわチキンカツ
こちらのトングは、金属加工の一大産地として有名な新潟・燕三条の職人さんが仕上げているそう。オールステンレスでなめらかな形状に、確かな品質の良さを感じます。凹凸やギザギザのない一体型なので、洗いやすいのもお気に入りポイント。コンパクトで場所を取らないから、キッチンの引き出しのサッと取り出しやすいところに収納しています。
・ゆびさきトング【レイエ】/オークス 1,650円(税込)
調理のさまざまなシーンで、自分の指先のように自在に使えるオークスの「ゆびさきトング」。もともとはサラダの取り分け用にと考えていたものですが、使ってみると一石二鳥どころか、三鳥も四鳥も大活躍。面倒くさがりの私の「面倒だな…」を華麗に取り除いてくれる、なくてはならない存在です。
これまでにご紹介した【編集部のお気に入り】はこちら
編集部 わーたん
おしゃべりな3歳娘と夫との3人暮らし。料理では「時短・簡単」という言葉に食いつく傾向あり。本と本屋が大好きで「本屋にいるときならハイジャック犯が来てもいい」と常々思っている。
※コラム内で紹介しました商品の情報や価格については執筆当時のものであり、変動する場合があります。