うなぎの旬は天然と養殖で違う
うなぎの旬は、天然と養殖で異なります。私たちが普段スーパーなどで手にするうなぎは、ほとんどが養殖で、一年中美味しく食べられます。ここでは、天然うなぎと養殖うなぎの旬や味の違い、美味しい食べ方をご紹介します。
天然うなぎの旬は10月~12月頃
天然うなぎの旬は、晩秋から初冬にかけての時期です。旬の美味しい天然うなぎを味わいたいときは、10月~12月頃に食べるのがおすすめ。特に水温が下がり始める10月頃に、冬眠に備えて栄養を蓄えたうなぎが美味しいと言われています。
養殖うなぎと比べると特有の泥臭さがありますが、脂が少なくさっぱりとしているのが特徴で、1匹ごとに味わいが異なります。天然うなぎの美味しさが引き立つように、タレの味を薄くして蒲焼にしたり、塩であっさりと白焼きにして食べると美味しく食べられます!
養殖うなぎは一年中美味しく食べられる!
養殖うなぎは、一年中ビニールハウスや屋内で温度管理された環境で育つため、明確な旬はなく、いつでも美味しく食べられます。土用の丑の日に合わせて多くのうなぎが市場に出回るため、夏頃はおすすめの時期と言えます。
養殖うなぎは脂がのっていてクセがなく、天然うなぎに比べて個体差がなく味や風味が安定しているのが特徴です。スーパーなどで販売されているうなぎは、ほとんどが養殖うなぎで、蒲焼にしてあるものが多いです。
スーパーで買ったうなぎは、温めるときにひと手間を加えることで、お店で食べるうなぎのような味わいになりますよ。ぜひ試してみてください!
●うなぎの温め方について詳しくはこちら
土用の丑の日になぜうなぎを食べる?
「土用の丑」の土用とは、四立(立春、立夏、立秋、立冬)の前の約18日間のことで、立秋から18日前が「夏の土用」となります。丑は十二支の丑のことで、「夏の土用」の期間にある「丑の日」が「土用の丑の日」となります。
夏の土用の時期は暑さが厳しく夏バテをしやすい時期のため、昔から「精の付くもの」を食べる習慣があり、精の付くものとして「うなぎ」も有名だったと言われています。
土用の丑の日は「う」にあわせて「う」のつくものを食べることで夏バテを解消するという語呂合わせが習慣になり、うなぎと結びつきました。
夏バテ対策におすすめ!栄養価の高いうなぎ
うなぎは、タンパク質、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンD、ビタミンE、カリウム、鉄などが豊富に含まれています。免疫力を高めてくれるタンパク質や、疲労回復効果のあるビタミンB1が含まれているため、夏バテ対策としてもおすすめの食べ物です。
ビタミンCが含まれていないので、うなぎを食べるときはビタミンCを含む食品と一緒に摂取すると、よりバランスの取れた食事になります。しかし、胃腸の調子が悪いときはうなぎの脂がもたれることもあるので、体調の悪い時は無理して食べないように注意しましょう。
うなぎを使ったおすすめレシピ
Nadiaの人気レシピの中から、市販のうなぎを使って簡単にできるアレンジレシピを集めました。うなぎをふっくら仕上げる方法や、炊き込みご飯、ひつまぶし、うなぎを巻いた卵焼きなど。ぜひ参考にしてみてください!
簡単に作れる!うなぎをふっくら仕上げる方法とうなぎのタレ
うなぎをフライパンで蒸し焼きにし、皮に焼き目がつくようにして少し焼いたら完成。ふっくらとして美味しいうなぎになります! タレも手作りすれば、たっぷりタレをかけて食べられるのでおすすめです。
●まこりんとペン子さんの鰻をふっくら仕上げる方法&鰻のタレ
少ない量でもうなぎを味わえる!うなぎの炊き込みご飯
うなぎの量が少なくても、しっかりうなぎを味わえる家計に優しいレシピです! うなぎを1cm幅に小さく切り、調味料を入れてご飯と一緒に炊くと、ふっくらと美味しく仕上がります。トッピングに錦糸卵もおすすめです。
●増田陽子さんのうなぎ1串で うなぎの炊き込みご飯
薬味とだしをかけて3度楽しい!簡単ひつまぶし
うなぎの蒲焼に酒をふりかけてフライパンで蒸し焼きにし、ひと口大に切ってタレを混ぜたご飯の上にのせるだけで、簡単に作れます! 最初はそのまま、2杯目はお好みの薬味をのせて、3杯目は薬味、わさびをのせてだし汁をかけて。味を変えて3回楽しめますよ。
●るみさんのおうちでも楽しめる簡単ひつまぶし(市販の鰻の蒲焼もふっくら)
栄養満点で夏も元気に!うなぎと枝豆の混ぜご飯
枝豆は、うなぎに含まれていないビタミンCを豊富に含んでいます。うなぎと枝豆の組み合わせで、栄養バランスのとれた混ぜご飯に。枝豆を入れることで彩りも鮮やかになりますよ!
●suzukaさんの夏バテ防止に☆鰻と枝豆の混ぜごはん
おつまみやお弁当にも!ぷりっぷりに仕上がるう巻き
うなぎの蒲焼があれば、卵焼きにしてみてはいかがでしょうか。きれいに仕上げるため、火加減は弱めにして焼くのがポイントです。簡単なのに見た目も美しく、おつまみやお弁当、おもてなし料理にもぴったりです!
●川崎利栄さんのぷりっぷりに仕上がるう巻き
栄養満点のうなぎを食べて、暑い夏を乗り切ろう!
スーパーなどで売られている養殖のうなぎは、一年中美味しく食べられます。うなぎの蒲焼を簡単に美味しくアレンジできるレシピもご紹介しましたので、ぜひご自宅でも試してみてください。栄養が豊富に含まれているうなぎを食べて、暑い夏を乗り切りましょう!