りんごの旬は品種によって違う!
りんごは種類が豊富で、世界では約15000種、日本では約2000種あると言われています。旬の時期は品種によってさまざまで、果実が熟する期間によって異なります。
8月上旬以降に収穫される「極早生種」、9月上旬から収穫される「早生種」、9月下旬から10月にかけて収穫される「中生種」、11月上旬以降に収穫される「晩生種」の4つに分けられます。
6種のりんご別!旬と特徴
ここでは6種類のりんごを比較しながら、それぞれのりんごの特徴と旬の時期を解説します。
●ふじ(サンふじ)
ふじは1年中美味しく食べられる品種ですが、比較的多く出回るのは11月~1月頃。晩生種のりんごです。国内生産1位を誇る、りんごを代表する品種。蜜入りが良く、甘みと酸味のバランスがとれています。
サンふじは、ふじに袋をかけずに栽培されたもので、ふじより甘みが強く色も濃いのが特徴です。
●つがる
つがるの旬は9月中旬~10月中旬頃で、早生種のりんごです。ふじに次いで生産量が多く、主な産地は青森県。ジューシーで酸味が少ないまろやかな甘みが特徴です。
●王林
王林の旬は11月~1月頃で、晩生種のりんごです。黄緑色りんごの代表格で、酸味が強いように見えますが、糖度が高く甘みたっぷり。食感はサクッとして軽く、独特の香りがあります。
●ジョナゴールド
ジョナゴールドの旬は10月中旬~1月頃で、中生種のりんごです。アメリカ生まれのりんごで、甘みの中に酸味もあり、バランスのとれた味わい。生食はもちろん、調理用にもおすすめの品種です。
●シナノゴールド
シナノゴールドの旬は10月下旬~12月中旬頃で、中生種のりんごです。黄金色をしていて、甘みと酸味のバランスがとれているのが特徴。果汁たっぷりで、サクサクと引き締まった食感が楽しめます。
●シナノスイート
シナノスイートの旬は10月~11月中旬頃で、中生種のりんごです。鮮やかな赤色が美しく、果実1個の大きさは350gほどと大きめ。その名の通り甘みが強く、濃厚な味わいです。
りんごの生産量が多い都道府県はどこ?
りんごの生産量が1番多いのは青森県で、国内生産の半数以上を占めています。2位に長野県が続き、3位は岩手県。そのほか、山形、秋田、福島、北海道と東北地方を中心に生産されています。
りんごの選び方と保存方法
ここでは、りんごの美味しい選び方から基本の切り方、保存方法、変色してしまったときの対処法をご紹介します。
美味しいりんごの選び方
美味しいりんごを見分けるためのコツを3つご紹介します! りんごを購入する際の参考にしてみてください。
・お尻まで赤く色づいているものを選びましょう。お尻が緑色のりんごはまだ熟していないので、できるだけ全体に赤く色づいているものにすると良いです。
・持つと重く、かたいものを選びましょう。重くてかたさのあるりんごは、みずみずしくて実が詰まっています!
・枝が干からびていないかチェック。枝が干からびているものは、鮮度が落ちているので注意が必要です。
【関連コラム】
【りんごが赤くなると医者が青くなる】スゴ過ぎるりんごの栄養と効果的な食べ方
基本のりんごの切り方
りんごをくし形切りにする方法を解説します。
1.りんごを縦半分に切る。
2.切り口を上にして縦半分に切り、さらに半分に切る。
3.芯が上にくるように持ち、芯の部分に斜めに切れ込みを入れる。
4.向きを180度変えて同じように切れ込みを入れ、芯を取り除く。
5.皮をむく場合は皮を上に持ち、包丁の刃元を皮と身の間に入れて薄く皮をむく。
●りんごのくし形切りについて詳しくはこちら
りんごの上手な保存方法と変色したときの対処法
切る前のりんごはポリ袋に入れて密封したり、ラップで包んで冷蔵庫の野菜室で保存したりすれば、鮮度を保つことができます。
切った後は、塩水やレモン水、砂糖水、はちみつ水のいずれかに漬けておくと、酸化で変色するのを防ぐことが可能です。
茶色く変色してしまった場合は、果汁100%のオレンジジュースに10分ほど浸しましょう。酸素がりんごから離れ、オレンジジュースのビタミンCと結び付くため、りんごの変色を戻すことができます。
【関連コラム】
りんごの雑学&使える裏ワザ12選
りんごを使ったおすすめレシピ
Nadiaの人気レシピの中から、りんごを使ったおすすめレシピをご紹介します。冷凍パイシートやホットケーキミックスを使って気軽に作れるレシピを集めました。
型がなくても簡単に作れる!アップルパイ
冷凍パイシートを使って、手軽に作れるアップルパイのレシピです。りんごを電子レンジでやわらかくするので簡単! お好みで、りんごにシナモンをふっても美味しいですよ。
●いがらしかなさんのアップルパイ。冷凍パイシート&レンジりんご&型なしで簡単!
混ぜて焼くだけで完成!りんごのファーブルトン
ファーブルトンは、フランス・ブルターニュ地方に伝わる伝統菓子で、もっちりとした食感が特徴のお菓子です。りんごのファーブルトンは、卵・牛乳・砂糖・薄力粉を混ぜ合わせた生地に、りんごを加えて焼きあげたら完成。簡単に作れるのに、特別感のあるおやつです!
●きゃらきゃらさんのもっちりプリンケーキ!りんご🍎のファーブルトン
電子レンジで作る!お手軽りんごジャム
思い立ったらすぐにできる、りんごジャムのレシピです。そのまま食べても美味しいりんごですが、手作りのジャムもおすすめ。ヨーグルトと合わせたり、クリームチーズと一緒にパンにのせたりとアレンジの幅も広がります!
●スギヤマ ヒサエさんの時短☆簡単りんごジャム
ホットケーキミックスで簡単!りんごとさつまいものケーキ
砂糖不使用で、りんごとさつまいもの優しい甘みが美味しいケーキ。ホットケーキミックスを使って作るので、いつでも気軽に作れます。小さなお子さんがいる方にもおすすめです。
●あやさんの【HMでお手軽】りんごとさつまいものケーキ【離乳食・幼児食】
食べごろを逃したりんごが大変身!タルトタタン
タルトタタンはフランスの伝統菓子で、砂糖とバターを使って甘く煮たりんごに、タルト生地をかぶせて焼くタルトのこと。食べごろを逃してしまったりんごでも、美味しく作ることができますよ。甘く煮たりんごをオーブンでしっかり焼くレシピなので、うま味がぎゅっと詰まったタルトタタンになります!
●おやつラボさんの【タルトタタン】ジューシー♡イマイチなりんごも大変身♪
食べごろを知って、家でりんごを楽しもう!
りんごの旬は品種によって異なりますが、秋~冬にかけて旬を迎えるりんごが多いです。「1日1個のりんごは医者を遠ざける」というイギリスのことわざにもあるように、りんごは栄養豊富なフルーツ。手軽に作れるレシピを参考に、家でもりんごを楽しんでみてくださいね!