旬を迎えるそら豆の魅力
春から初夏にかけて旬を迎えるそら豆。春を感じる独特の味わいが人気の野菜ですね。今回は、そら豆の栄養や保存方法、おいしい食べ方など、そら豆の魅力についてたっぷりご紹介します!
そら豆の栄養
そら豆は、エジプトのピラミッドやトロイの遺跡からも化石が発見されていることから、世界最古の農作物のひとつといわれています。
ほのかに甘く、ホクホクとした口当たりが特徴で、春を感じる独特の味わいは、おつまみとしても人気。そんなそら豆のおもな栄養成分は、たんぱく質と糖質です。また、ビタミンB1、B2、ビタミンC、銅やカリウムなどのミネラルが多く含まれているのが特徴です。また、そら豆の皮には利尿作用があり、むくみに効果的とされています。
選び方のポイント
そら豆はさやから出してしまうと、一気に鮮度が落ちてしまいます。なるべくさやに入ったものを買うようにしましょう。また、写真のように、さやの背の筋の部分が緑色のほうが鮮度がいい証拠です。うっすらとうぶ毛があり、全体にハリとツヤがあるものを選びましょう。
さやのむき方
筋のところから指で割るようにしてさやを開き、中に入っている豆を取り出します。または、全体を絞るようにしても豆を出すことができます。
「お歯黒」に注目!!
さやから出したそら豆を見ると、ふちにへこんだ黒い線があります。ここは「お歯黒(おはぐろ)」と呼ばれ、熟度の目安になっています。旬の出はじめは色が薄めですが、時期が終わりに近づいてくると黒いものが多くなります。
ゆでる際のひと手間
塩ゆでする際は、お尻の部分に切れ目を入れておくと、ゆであがった際にしわにならず、きれいに取り出すことができます。
鮮度が命!さやから出したらすぐ調理
そら豆などの豆類は、鮮度が落ちるのが早いので、購入したらさや付きのままビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ入れましょう。ただし、収穫後3日で味が落ちるともいわれているので、購入したらすぐに調理するのがおすすめです。固ゆでにして冷凍しておくと、長期保存も可能です。
ゆでる場合は、鍋にたっぷりの湯を沸かし、酒と塩を入れて1分半から2分ほどゆでます。酒を入れることで、そら豆特有の臭みを取ることができますよ。
お尻に切れ込みを入れておくと、つるんとむきやすくなります。
そら豆の基本の食べ方
シンプルに塩ゆでだけでもごちそう!
ゆでたそら豆は、熱いうちに塩をふっていただきます。とてもシンプルですが、そら豆本来のほのかな甘みとホクホク感が味わえて、一番おいしい食べ方といえるかもしれません。
焼きそら豆も人気!
塩ゆで以外にも、さや付きのままグリルで焼く調理法もおすすめです。さやの中で蒸し焼き状態になるので、ホクホク感と甘みが増します。
そら豆を焼く際の注意点は、さや付きのまま、切れ目は入れずにじっくり焼くことです。切れ目を入れてしまうと、そこから熱が逃げてしまうため、蒸し焼き状態になりません。グリルパンにのせて中火で7~8分ほど、途中上下を返しながら焦げ目が付くまでじっくりと焼きます。グリルパンが無くても、魚焼きグリルやオーブンでも焼くことができます。
粗熱が取れたら、さやから取り出します。しっとりとやわらかく仕上がり、醤油を少し垂らすだけでも立派な一品になりますよ。
まだある!そら豆のおいしいレシピ
塩ゆでや焼きそら豆以外にも、そら豆のおいしい食べ方はたくさんあります。ぜひいろいろ試してみて、お気に入りの食べ方を見つけてくださいね。
そら豆のカレー風味フリット
天ぷら粉にカレー粉を加えて揚げたそら豆のフリットです。揚げることによってホクホク感と甘さが増し、スパイシーなカレー風味とよくあいます。おつまみにもピッタリです。
詳しいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/10254/recipe/147552
そら豆と桜エビのクリームパスタ
そら豆と桜エビを合わせたクリームパスタです。春らしい見た目がお気に入り。そら豆とクリームソースのやさしい甘さが味わえます。
詳しいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/10254/recipe/147551
そら豆入り和風ドライカレー
ドライカレーにそら豆を入れて食感のアクセントにしました。スパイシーなカレーに醤油を加え、少し和風に仕上げてあるので、そら豆の甘さが引き立ちます。
詳しいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/10254/recipe/147553
いかがでしたか? 旬の野菜を使った料理は、ふだんの食卓に季節感をただよわせてくれます。今の時期しか味わえないそら豆のおいしさを、ぜひいろいろな調理法で楽しんでくださいね!
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