最近スーパーで見かける新顔野菜「チコリー」とは?
見た目は小さな白菜のような形をしたチコリーは、ヨーロッパ原産の新顔野菜です。以前は輸入ものが多く、デパートの食品売り場に行かないと手に入りませんでした。しかし、国内産のものも出回るようになり、最近では一般的なスーパーでも見かける機会が増えてきました。
チコリーの旬は冬ですので、国内産のチコリーはまさにこれからがおいしい季節です。しかし、「チコリーをどうやって食べたらいいのかわからない」という声もよく聞きます。そこで今回はチコリーのおいしい食べ方やおしゃれな盛りつけのテクニックをご紹介します。
チコリーのおいしい食べ方
チコリーは和名をキクニガナといいます。その名の通りキク科の野菜で、サクサクとした歯ざわりとほどよい苦味が特徴です。
もともとは苦味の強い野菜ですが、日の当たらない暗室で栽培することで苦味がやわらぎ、おいしく食べられるようになりました。その食感と味を活かしてサラダにして食べるのがおすすめです。
火を通すと苦味は弱くなり、あまみが強くなります。豪快にたて4等分に切り、そのままグリルして付け合わせにしたり、輪切りにして炒め物に使ったりしてもおいしく食べられますよ。
チコリーを使ったスタイリングテクニック
チコリーの葉はまるで蝶の羽や花びらのようで、とても美しい形をしています。チコリーのスタイリングで一番簡単なのは、一枚ずつ葉っぱをはがして、料理の彩りとして使う方法です。
チコリーには薄い黄緑色のものとワイン色の2種類があります。2種類のチコリーを組み合わて使えば、より彩りがよくなります。
普通の料理もおしゃれになる!チコリーマジック
普通にお皿に盛り付けるだけでは見た目が地味になってしまうお料理でも、チコリーを飾ってあげるだけで、おしゃれなおもてなし料理に変身します。まさにチコリーマジックです。
チコリーの葉がひらひらと舞うようなイメージでスタイリングしてみました。Instagramに料理写真をアップする時に少し見た目が地味かなと思っても、チコリーを使うことで、見た目もはなやかでおしゃれな雰囲気になります。
盛り付けで使わずに残ってしまう芯の部分は、炒め物などに使うといいですよ。
チコリーを使えば簡単!おしゃれサラダのレシピ
今回はチコリーを器に見立てて、簡単に作れるおしゃれなサラダレシピをご紹介します。
アボカドとフルーツのサラダ
材料
アボカド…1/4個
りんご…1/8個
いちご…3粒
ヨーグルト(加糖)…70g
ざくろ…少量
アボカド、りんご、いちごを刻んでヨーグルトと混ぜ合わせ、ざくろをちらせば、できあがりです。
セビーチェ風サラダ
材料
刺身用魚の切り身…6切れ
紫玉ねぎ…30g
ミニトマト…3個
レモン果汁…適宜
エクストラバージンオリーブオイル…適宜
海塩…適宜
お刺身用魚の切り身、ミニトマト、紫玉ねぎを刻んで、オリーブオイルをからめ、海塩で味を調えれば、できあがりです。
詳しいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/10800/recipe/144869
2種類のサラダをチコリーにのせてスタイリング
2種類のサラダはガラスの器に盛りつけ、具材をのせたチコリーと一緒に皿の上に並べます。あまったチコリーはグラスに入れて添えてください。パーティーではチコリーをお皿代わりにして、自分で好きな量をのせて食べてもらってもいいですね。
チコリーのビジュアル効果で簡単おもてなし料理
今回ご紹介したサラダはどちらも簡単に作れるレシピですが、それでもこんなにはなやかな見栄えになるのは、チコリーのビジュアル効果のおかげです。ぜひパーティーのおもてなし料理に活用してみてくださいね。
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今回お話を伺ったNadia Artist
フードデザイナー/料理ブロガー 青山清美(金魚)
https://oceans-nadia.com/user/10800