じっくりと素材に味を染み込ませてくれる「土鍋」
土鍋で調理をすると、一般的なステンレス製の鍋などと比べると素材にゆっくりと火が通ります。長時間煮込むことによって中に味が染み渡り、うまみを引き出してくれるんです。また、煮崩れも起きにくくなります。保温性もあるので、余熱調理ができ、ガス代の節約にもなりますよ。
土鍋の上手なお手入れ方法
底の穴を「目止め」でふさぐ
新品の土鍋を使う時には「目止め」という作業が必要です。土鍋の底は素焼きといって釉薬を塗っていない状態です。そのため、目には見えませんが無数の穴が空いています。その穴から時間が経つと水分が滲み出てきます。それを防ぐために「目止め」という作業をします。
洗ってしっかりと乾かした鍋に8分目くらいまで水を入れます。そこに炊き上がったご飯を入れて約1時間弱火にかけておかゆを作ります。ご飯が糊状になるくらいでOK。火を止め、土鍋が完全に冷めてからおかゆを取り除き、水洗いをします。こうすることで、お米のでんぷん質が穴を防いでくれます。
急に冷やしたり温めたりしない!
土鍋は急激な温度変化を嫌います。熱くなった土鍋を急に冷やしたり、外側や底に水がついたまま火にかけたりしないでください。
土鍋は使ったらすぐに洗う!
土鍋は臭いや水分を吸いやすい性質を持っています。使ったあと放置しておくと、臭いがつきやすく、カビが生える原因にもなります。残り物は別の器に移し、土鍋はその日に洗いましょう。温かい状態だったらよく冷ましてから洗います。つけ置きはNG。洗った後は拭いてよく乾燥させてください。
土鍋を120%楽しむレシピ3選
土鍋の使い方をマスターしたら、早速、調理してみましょう! 定番の鍋料理からスイーツまで、冬に食べたいあったか料理をご紹介します。
締めを楽しむためのビジュアルカレー鍋
土鍋といえば、やっぱりお鍋。土鍋は、素材にしっかりと火を通して旨味を引き出してくれるので、鍋料理などたくさんの野菜やお肉を楽しむ料理に最適。今回ご紹介するのは普段の鍋と一味違う「串鍋」。具材を串に刺していただきます。見た目も華やかになり、パーティーなどにもおすすめですよ! 味付けはカレーベースに。お子様でも喜ぶこと間違いなしのレシピです!
【材料】
水 1.5L
コンソメ 大さじ2
カレー粉 大さじ2
キャベツ 1/4個
じゃがいも 2個
ブロッコリー 1/2株
ミニトマト 4個
しいたけ 4個
えのき 1袋
薄揚げ(大判のもの) 1枚
ウインナー 4本
えび 4尾
くわしいレシピはこちら
●ビジュアルカレー鍋』
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チーズカレー雑炊
さきほどご紹介したカレー串鍋の残りのスープを使ってチーズカレー雑炊に。残りのスープに白米を入れて煮立て、カマンベールチーズをそのまま加えて蓋をするだけ。蓋をあけたら、とろーりチーズが溶け出しています。溶けたチーズを絡めて全体を混ぜたらチーズカレー雑炊の完成です。
【材料】
カレー鍋のスープ
白米(炊きあがっているもの) 茶碗2杯分
カマンベールチーズ 1個
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●カレー鍋の後のチーズカレー雑炊
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一度は作ってみたい!土鍋プリン
一人鍋用の小さい土鍋を使えば、プリンもできちゃいます! 鍋にプリン液を入れて火にかけるだけ。土鍋の保温性を活用すれば、蒸し器のような役割を発揮してくれます。しっかり冷ましてから冷蔵庫で冷やして、生クリームやフルーツをトッピングしてくださいね。寒い冬は温かいうちにほかほかとろとろのプリンを楽しむのもおすすめです!
【材料】(一人鍋用)
たまご 約4個(220~250ml)
牛乳 300ml
砂糖 大さじ2
バニラエッセンス 少々
生クリーム 100ml
お好みのフルーツ
くわしいレシピはこちら
●一度は作ってみたい土鍋プリン
https://oceans-nadia.com/user/11167/recipe/145986
寒い冬は土鍋料理でほっと温まろう!
冬の定番料理からスイーツまで幅広い料理で活躍してくれる「鍋」。お手入れ方法など、使い方をしっかりおさらいして、どんどん使い倒しちゃいましょう!
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