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    • 公開日2017/02/23
    • 更新日2017/02/23

    驚くほどしっとり!低温調理で鶏むねをおいしく!

    今話題になっている調理法「低温調理」をご存知ですか? 素材にじっくりと、低温で火を通すことで、しっとりと美味しく仕上がるんです。まるでビストロのような味を再現できる低温調理の秘密を探ります。

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    驚くほどしっとり!低温調理で鶏むねをおいしく!

     

    お肉がしっとり柔らかに!低温調理の秘密

    低温調理とは、60度から65度の温度でじっくりと火入れをする調理方法のこと。お肉などを調理するときに、高い温度で急激に火を通してしまうと、固くなってしまう原因に。そんな時に役立つのが「低温調理」です。

    肉が固くなってしまう温度は68度といわれています。低温調理の場合、それに達しないくらいの温度で均一に火を通していきます。低めの温度でじっくり火を通していくことで、お肉はしっとり、もっちりとした食感に仕上げることができます。少々面倒でも温度を計りながら調理することが成功の秘訣です!

     

    細菌の発生に注意!

    低温調理で注意したいのは、細菌の発生です。肉の中心部分の温度が40度~55度の間だと、細菌が活発に活動できる温度だといわれています。肉の中心部分にも60度以上の温度で火を通して、細菌を死滅させましょう。

     

    ビストロの味を再現!低温調理で鶏ハムをしっとり柔らかに

    それでは早速、低温調理で鶏ハムを作ってみましょう! 特別な道具がなくても大丈夫。自宅にある鍋でできる低温調理の方法をご紹介します。

    【材料(鶏むね肉1枚分)】

    鶏むね肉 1枚(約250g)
    塩麹 大さじ3
    オリーブオイル 30cc
    乾燥オレガノ 小さじ1
    にんにく 1かけ
    にんじん 適量
    レタス類 適量
    くるみ 少々
    紫玉ねぎ 適量

    1、鶏むね肉を開いて下味をつけていきます。鶏むね肉は皮や筋を丁寧に取り除き、縦に切れ目を入れて開きます。瓶や麺棒に食品用ラップを巻き、鶏肉を叩いて薄くします。薄くした鶏むね肉の両面に塩、または塩麹を塗って下味をつけます。長めに切ったラップにオリーブオイル、スライスしたにんにく、オレガノを広げます。

    2、ラップの上に鶏むね肉をのせて、ラップの奥を引っ張って空気を抜きながら鶏肉を巻いていきます。

    3、ラップの両方を結び、さらにもう一枚のラップで2重に包み、ジッパー付きの袋に入れて1晩冷蔵庫に置きます。

    4、鍋に60~65度のお湯を張ります。そのお湯の上にアルミホイルを浮かべ、鶏肉を袋ごと入れます。お湯の温度を60~65度に保ちながら約1時間加熱します。

    6、鶏肉が完全に冷めたらお好きな大きさに切って完成です。レタスや紫玉ねぎを添えると華やかな仕上がりに♪

    https://oceans-nadia.com/user/11167/recipe/127637

    詳しいレシピはこちら
    https://oceans-nadia.com/user/11167/recipe/127637

     

    低温調理を120%楽しむレシピ

    低温でじっくり火を通す調理方法を色々な料理に活用してみましょう。

     

    低温調理で温泉卵もできる!

    低温調理は肉を柔らかくしてくれるだけではありません。とろ~り温泉卵もできちゃいます。黄身は70度、白身は80度を超えると固まってくるので、65~68度くらいの温度で調理しましょう!

    【材料】

    たまご(常温にしておく)
    三つ葉、わさび、だし醤油  お好みで

    詳しいレシピはこちら
    https://oceans-nadia.com/user/11167/recipe/146695

     

    ニラ醤油で美味しさアップ!低温調理の茹で豚

    低温調理で鶏肉だけでなく、豚バラ肉もしっとりもっちり食感に仕上げます。豚肉に塩や塩麹で下味をつけてラップで包みます。ジッパー袋に入れて70度ほどのお湯で1時間じっくり茹でます。ニラ醤油がよく合いますよ。

    【材料(2人分)】
    豚バラ肉  150g
    塩または塩麹  適量
    (ニラ醤油)
    ニラ  1束
    醤油  100ml
    みりん  100ml
    すりごま  大さじ1
    ごま油  大さじ1
    鷹の爪  1本(輪切り)
    豆苗(茹でる)

    詳しいレシピはこちら
    https://oceans-nadia.com/user/11167/recipe/146696

    じっくりと火を通して調理する「低温調理」は時間はかかりますが、その分出来上がりが楽しみになりますね。たまには丁寧にじっくりと時間をかけて料理を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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    このコラムを書いたArtist

    川崎利栄
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    川崎利栄

    川崎利栄(かわさきりえ) フォトスタイリスト&フードプランナー、フードスタイリスト 岸和田市在住(アトリエFood Planet主宰) フードコーディネーター講師に従事し、カフェ、ダイニング、料理スクールの立ち上げ、 プランニング、料理写真の提供を経験を経て地元にアトリエを構える。 2014年彩誉ブランド推進委員として地元の食の発信に携わる。 おべんとう作りはライフワークであり、これまで延べ5,000個以上作っています。 レシピ制作はもちろん、レシピ再現、撮影まで一貫して自身で行います。 ■書籍 ・2020年2月20日 世界文化社「朝8分ほったらかし弁当 3品同時に作れる魔法のレシピ」出版 ・遊タイム出版 お弁当に!パーティーに!おいしく簡単ロール寿司(レシピ・写真提供) ・日東書院 みんなのOh!Bento(お弁当ライフ掲載) ・扶桑社 レシピブログmagazine冬号 (一部スタイリング) ・今春出版予定のトップブロガーさんの料理本1冊をスタイリング ■メディア 読売テレビ「秘密のケンミンSHOW」 テレビ朝日「食彩の王国」 地元食材を使った料理5品製作 毎日新聞関西版「彩る」 テレビ朝日「おはよう朝日です」 日本テレビ「スッキリ」 関西テレビ「やすとも・友近のキメツケ」 読売テレビ「anna」「ピーチcafe」

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