「ルバーブ」をご存知ですか?
ルバーブは、ヨーロッパで古くから人気の野菜。酸味がとても強いので、ジャムやコンポートにするのが一般的な食べ方です。食物繊維が豊富で整腸作用があるほか、美肌に効果的なビタミンCも含み、今注目の野菜のひとつです。そのルバーブについて、栄養や効能、調理法まで、詳しくお伝えしたいと思います。
果物?野菜?「ルバーブ」の正体とは
ルバーブはタデ科ダイオウ属の多年草で、生薬・漢方薬として知られる大黄(だいおう)の一種「ショクヨウダイオウ(食用大黄)」です。
葉はシュウ酸を多く含むために食べず、茎を果物と同様に砂糖で甘みを付けてジャムなどの食用にします。
砂糖と相性がよく、主にデザートとして食べられることが多いため、果物と思われがちですが、シベリア原産の寒冷地向きの西洋野菜で、日本では長野県が主な産地です。
長野県では4月下旬~10月上旬頃まで収穫され、5月~10月くらいまで出回りますが、太くてやわらかく、最も美味しいものが出回るのは梅雨時期と言われています。ルバーブにはいくつか品種がありますが、大きく分けて赤いタイプと緑のタイプがあります。味に違いはありませんが、赤いタイプは、ジャムにしても鮮やかな色が残るので人気があります。
ルバーブは美容効果抜群!
ルバーブには腸内環境を整える食物繊維がたっぷり含まれているため、大腸がん予防や便秘解消に効果的です。腸をキレイにすることは、美肌にもつながるので、食物繊維が豊富なのは注目すべき点です。
また、体内の余計なナトリウムを排出し、高血圧や生活習慣予防、むくみ防止に効果的なカリウムも豊富です。他にも、抗酸化力があり、肌の老化防止や風邪を予防するビタミンC、骨や歯の元となるカルシウムも多く含みます。
酸味を活かしたルバーブジャムの作り方
では、実際にルバーブの調理法をご紹介します。ルバーブは、そのままだと酸味が強く、また加熱すると煮崩れしやすいため、ジャムやコンポートにするのがオススメです。
皮ごと食べられるので、剥かずに調理します。今回使用したルバーブは、緑色のタイプです。
よく洗ったルバーブを、1cm幅に切り、ボウルに入れて分量の砂糖をまぶし、2時間以上置きます。
一晩くらい置くとしっかり水分が出てきます。これを中火にかけて煮詰めます。
アクが出てきたら丁寧にとります。5分ほど煮ると、煮崩れてあっという間に完成。
くわしいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/11808/recipe/141915
デザートから肉料理まで!ルバーブのアレンジレシピ
ルバーブの特徴は食欲をそそる甘酸っぱさ。チーズやヨーグルトなどの乳製品と相性がよく、食欲がない朝でもさっぱり食べられます。ルバーブに含まれるビタミン、ミネラルに乳製品の良質なタンパク質が加われば、疲労回復や体力アップにも効果的です。また、ルバーブジャムの酸味は、様々な料理のアクセントや隠し味になります! そんなルバーブの活用方法をご紹介します。
ルバーブとパルミジャーノ・レッジャーノのチーズケーキ
https://oceans-nadia.com/user/11808/recipe/142565
濃厚なチーズケーキと爽やかなルバーブの酸味の相性は抜群です!
くわしいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/11808/recipe/142565
ステーキに!ハンバーグに!ルバーブの赤ワインソース
https://oceans-nadia.com/user/11808/recipe/142566
デザートだけでなく、肉料理にも使えるルバーブ。ほんのり甘酸っぱいソースがボリューム満点のお肉とよく合います。
くわしいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/11808/recipe/142566
ルバーブについて、興味をお持ち頂けましたでしょうか? 手に入ったら是非様々なお料理に活用してくださいね。