レシピサイトNadia
  • 公開日2022/02/04
  • 更新日2022/02/04

がまざわたかこのわざわざ手仕事Vol.17|金柑(きんかん)ジャム

郷土料理家として活躍中のNadia Artistがまざわたかこさんに、毎月いろいろな季節の手仕事を教えていただく手仕事連載。今回は、金柑(きんかん)から作る、「金柑(きんかん)ジャム」です。見た目もかわいいクッキーを使ってアレンジしたスイーツレシピもあわせてご紹介しています。冬の手仕事、ぜひお試しください。

このコラムをお気に入りに保存

117

気になるコラムを保存して、後で読み返そう!

がまざわたかこのわざわざ手仕事Vol.17|金柑(きんかん)ジャム

 

季節の常備薬、金柑(きんかん)ジャム

ころころした見た目がかわいらしいきんかんは、一年の中でも一番寒くなる今の時期が旬です。旬のものには旬の効能があるといわれますが、きんかんも然り。昔から咳やのどの痛みに効く民間薬としても食べられてきました。

パンにもヨーグルトにも大活躍なきんかんジャムは、体をメンテナンスする季節の常備薬として作ってみるのもすてきです。ティースプーンで1杯すくってお湯を注げば広がるきんかんの優しい香り。のども潤い、体の内側から癒される気持ちになりますよ。

 

【材料(作りやすい分量)】

きんかん 300g(16個くらい)
砂糖 180g

 

作り方

1.下準備として、きんかんは皮が傷んでないか確認し、しっかり洗っておきます。

2.きんかんのへたを取り、たっぷり沸かしたお湯で1分ほどゆでます。

3.ざるに上げて上から流水をざっと流し、きんかんを横半分に切ったら楊枝で種を除きます。

4.皮をぎゅっと押して果肉を取り出します。果汁が出てもいいようにボウルの上で行うのがおすすめです。

5.皮はせん切りに、果肉は粗みじん切りにします。

6.鍋にきんかんと砂糖を入れ、全体にまぶしてから弱火にかけます。ボウルに残っている果汁があったらすべて加えましょう。

7.煮詰めて濃度がついてくるまで混ぜながら15分くらい煮ます。スパチュラで鍋底に線を書いてゆっくり流れてくるくらいの濃度が目安です。冷めると粘度が強くなるので少しゆるめで火を止めると良いですよ。

8.消毒した瓶に詰めます。長期保存する場合は20分ほど煮沸して脱気すると安心です。

今回は200mlの保存容器約2個分の量で仕込みましたので、半分はハンドブレンダーにかけてなめらかに仕上げました。それぞれ香りも味わいも変わるので二度楽しめますよ。

●レシピはこちらをどうぞ
爽やかな風味がたまらない! 冬の手仕事 きんかんジャム

 

見た目もかわいいビスケットアレンジ

季節の常備薬にしたいきんかんジャムですが、美味しいのでついついお菓子にも使いたくなってしまいます。今回は、きんかんジャムと相性の良いヨーグルトを使ってビスケットでサンドしました。きんかんの爽やかな香りとかわいらしい見た目にきゅんとしてしまいます。

 

【材料(10カット分)】

ビスケット 20枚
ギリシャヨーグルト 200g
きび砂糖または上白糖 20g
きんかんジャム 80g
卵 1個
薄力粉 50g

 

作り方

1.下準備として、四隅に切り込みを入れたオーブンシートを耐熱容器に合わせてセットしておきます。

2.ボウルにギリシャヨーグルト、きび砂糖または上白糖、きんかんジャムを入れてよく混ぜます。

3.卵を割り入れ、よく混ぜたら薄力粉はふるって加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜます。

4.用意したバットにビスケットが裏になるように並べます。

5.生地を流し入れ、上からもビスケットを並べます。

6.アルミホイルをかぶせて180℃に予熱したオーブンで15分焼きます。アルミホイルをはずしてさらに10分焼きます。

7.楊枝を刺してみて生地がついてこなければバットから取り出し冷まします。

8.サンドになるように1カットずつ切って完成。すぐに食べても良いですが、1日おくと味がなじんで美味しいです。

●レシピはこちらをどうぞ
きんかん香る ロータスヨーグルトサンド。

まだまだ続きそうな寒さですが、手作りのきんかんジャムでほっこり温かい時間を過ごしてくださいね。

 

これまでの連載はこちら!

キーワード

このコラムをお気に入りに保存

117

気になるコラムを保存して、後で読み返そう!

SNSでシェアしよう

広告

広告

Nadia編集部おすすめコラム

╲ 人気連載コラム ╱

がまざわたかこのわざわざ手仕事シリーズ

関連コラム