銀杏は缶詰などで1年中出回ってはいますが、やはり旬の今が最もおいしい季節。そして銀杏にも複数の品種があります。豊洲市場の方によると、仕上がりの色を重視するなら「藤九郎」、味わいを重視するなら「久寿」がおすすめとのこと。(写真は久寿を使用) 薬膳的には、から咳や頻尿が気になる時に。
・銀杏の殻をむくのが大変な時は市販の「殻むき銀杏」を利用すると便利です。 ・銀杏の薄皮は、10分程度水に浸してから指の腹でなでると簡単にむけます。 ・銀杏は多食すると中毒症状が起こる場合があるので注意しましょう。 (個人差がありますが、大人であれば1日10個程度を目安、子どもは5個以内に)
・銀杏の殻をむき、薄皮がついた状態で水にひたしておく。 ・米を洗う。
炊飯器に米を入れ、2合のラインまで水を注ぐ。 酒と塩を加えて全体を混ぜた後、だし昆布を入れて、 30分程度浸水させる。
水にひたしていた銀杏をざるにあげ、薄皮をむく。
炊飯器に2の銀杏を加えて、炊飯スイッチを押す。 (早炊きモードでもOK)
炊き上がったら、だし昆布をとりだして 全体をやさしく混ぜる。 お好みでごま塩をふりかけていただく。
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タナカトウコ
薬膳料理家・フード系ライター
広告会社勤務を経て、食まわりのフリーランサーに。レシピ提案、取材執筆、講師、コンサル、商品プロデュース、イベント企画などに携わる。食に関する保有資格は、野菜ソムリエプロ、漢方カウンセラー、薬膳アドバイザー、ベジフルビューティーアドバイザー等。50代になった現在、社会人大学生として自然地理&人文地理の側面から食の学びを深耕中。モットーは「かわいく、たのしく、おいしく、ヘルシー」だが、時々やさぐれモードが発動してジャンクレシピを提案することがある。