ダイエットをしなくっちゃ、と思ったとき、最初に考えるのはどんなことですか? 「食事の量を減らそう」「おやつは食べない」「お昼はサラダだけにしよう」そう、カロリーを減らすことを考えますよね。
でも、ダイエットを成功させようと思ったら、逆に積極的に食べたい食材もあるんです。
ダイエット中に食べたいもの①肉や魚などの良質なたんぱく質
肉や魚などに含まれるたんぱく質は、ダイエット成功の鍵になる筋肉を維持しつつ、代謝を助けるビタミンB群を多く含んでいるので、ダイエット中こそ積極的に食べたい食材。
ただ脂肪の多いものを選んでしまうと、高カロリーになりすぎてしまうので、選び方には注意しましょう。豚ヒレ肉や、牛もも肉、鶏ささみ、鮭などが低脂肪、高たんぱくでおすすめです。
肉や魚がダイエット挫折を回避してくれる!
肉や魚に含まれるたんぱく質は、セロトニンという精神を前向きにする神経伝達物質の材料にもなります。
ダイエットをしていると体重の増減で一喜一憂することも多いですよね。そんなときでも、このセロトニンが上手く分泌されていれば、前向きになれてダイエットを続けられますよ。
ダイエット中に食べたいもの②植物性オイルなどの良質な脂質
脂質を適度に摂ることは食事の満足感につながります。
カロリーを気にして脂質を抑えた食事にしたけれど、満足感が得られず、結局間食をしてしまった。ノンオイルだから、と満足するまで食べたら、結局はカロリーオーバーになっていた。このように脂質を極端に制限してしまうと、満足感が得られず、かえって食べ過ぎにつながりやすくなってしまうのです。
ただ、脂質はカロリーが多いことも事実なので、選び方が重要です。オリーブオイルやえごま油、亜麻仁油などの良質な植物性オイルをサラダのドレッシングとして使ったり、料理の風味づけに最後に加えるなどしてみてください。
ちなみに脂質は細胞膜の構成成分であったり、代謝を助けるホルモンの材料でもあります。
ダイエット中に食べたいもの③ごはんやパンなどの糖質
糖質は脳の栄養源であるブドウ糖を作りだしてくれます。ブドウ糖がないと脳の栄養源が足りなくなって、ぼうっとしたり、イライラしたりしてしまいます。
ですから、毎食控えすぎずに食べることがおすすめです。ただ、摂り過ぎもカロリーオーバーや脂肪の蓄積に繋がってしまうので、量に注意が必要。
ダイエットをしているのであれば、まずは、今食べているごはんを2~3口を目安に減らしてみましょう。ごはん1口は約15g、約25kcalです。2口減らすと1食あたり約50kcalマイナスになり、3食で約150kcalのマイナス。1週間続ければ、約1050kcalもマイナスになるんですよ。それだけでも、かなり身体が変わっていくはずです。
「たんぱく質」や「脂質」「糖質」は人間の身体を作る基本的な栄養素。これらに加えてビタミンやミネラル、食物繊維が豊富な野菜や海藻類、きのこ類を食べることで、食材の栄養素がきちんと吸収され、身体を作るために余ることなく使われるのです。
痩せたいからといって野菜ばかり食べていても、身体をつくる他の栄養素が足りていなければ、結局は痩せにくい身体になってしまいます。ダイエット中でも、毎回栄養バランスの整った食事を食べるほうが代謝されやすく、太りにくい身体になるのです。
では、ダイエット中に食べたい食事をご紹介します。
ダイエットにおすすめ!『豚ヒレ肉の生姜焼き定食。』
この定食は●たんぱく質…豚ヒレ肉●脂質…ドレッシング●糖質…ごはんが過不足なく補え、さらにビタミンや食物繊維、不足しがちなミネラルがそろった食事です。
この定食を見て「あれ?昔からのよくある〈普通のごはん〉では?」と思いませんでしたか?
そう「普通のごはん」は、実はすごく効率よく身体を燃やしてくれる食事なのです。特別な食材を買ったり、特別なアレンジを加えたりしなくても本当は大丈夫なのです。
「痩せたい!」と思うと、食事を減らしたり、流行りの食品を取り入れたり、いろいろ試してしまいがち。
でも、普通のごはんを腹八分目で食べれば、太り過ぎることはありません。身近にある食事こそが実は、ダイエットの近道だったりもするのです。
まずはたんぱく質、脂質、糖質に野菜をプラスすることを意識して、痩せやすい身体を作ってみませんか? 無理なく痩せて、健やかな身体に近づきますよ。
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