いざというときに備えよう!保存食をフル活用する防災レシピ
9月1日は防災の日。防災グッズや保存の効く食材のストックと併せて、万が一のときのレシピも備えておきませんか?
災害時にはいつも以上に貴重な水や食料。なるべく無駄のないような調理がしたいですよね。
食材は常温で長期保存できる缶詰やパック入りの豆乳、乾物などが重宝します。
それに、調理にはポリ袋を活用すると、洗い物も出ず、そのままお皿代わりにできてとっても便利です。高密度ポリエチレン製や複合フィルムでできたナイロンポリ袋があれば、ガスコンロなどで湯せんにかけることができます。
商品のパッケージに湯せん可能と書いてあるものもありますし、ネットでも注文できるので、これを機会にひとつ用意しておくのがおすすめですよ。
今回は災害時に備えて、そんな缶詰やポリ袋を使ったレシピをご紹介します。
災害時に絶対役立つ!保存食&ポリ袋でできる防災食レシピ4選
火を使わなくてOK!栄養ばっちりさば缶とわかめの冷や汁風
人気のさば缶。おうちにある方も多いですよね。さばの水煮缶をつけ汁ごと、水・乾燥わかめ・味噌・白すりごまと合わせて冷や汁風にしました。作るのはボウルでもポリ袋でもOK。味噌煮缶なら味噌なしで作れます。栄養もたっぷり摂れて、するするお腹に入って満足感も◎! ご飯はもちろん、そうめんやうどんなどの麺類にかけても美味しいですよ。
【主な材料】
さば缶
味噌
水
乾燥わかめ
白すりごま
●詳しいレシピはこちら
『火を使わない!混ぜるだけ!☆さば缶とわかめの冷や汁風』
水漬けパスタで時短!ツナコーン豆乳クリームスパゲッティー
パスタが白っぽくなるまで1時間ほど水に漬けたら、さっと火を通すだけで食べられる「水漬けパスタ」は、防災食として最近注目を浴びています。時短調理で燃料をあまり使わなくて済むうえに、水漬けに使った水でそのままパスタを茹でてソースにもするので、水も無駄にすることなく災害時に活用できますよ。
今回は、常温保存できる豆乳と、缶詰のツナ缶を汁ごと使っています。コーンの缶詰もあれば一緒に。クリーミーな仕上がりでいつものレシピにも使えます。生パスタのようなもっちりした食感にハマる人続出かも!?
【主な材料】
スパゲティー
水
ツナ缶
調製豆乳
コンソメ
コーン
塩・黒こしょう
●詳しいレシピはこちら
『もっちり水漬けパスタ☆ツナコーン豆乳クリームスパゲッティー』
ポリ袋調理で洗い物ゼロ!切り干し大根と塩昆布の和え物
缶詰と並んで防災食におすすめなのはポリ袋調理。ボウルや菜箸などの調理器具を使わずに済むので、洗い物も出にくくとっても便利です。こちらは切り干し大根を水で戻す際にもポリ袋を使い、水気を絞ったら塩昆布・ごま油・ごまをポリ袋に加えてモミモミするだけの簡単和え物です。洗い物はもちろん、火も包丁も必要なし! 思い立ったらすぐできるので普段の副菜にもどうぞ。
【主な材料】
切り干し大根
塩昆布
酢
ごま油
白いりごま
●詳しいレシピはこちら
『ポリ袋で簡単!切り干し大根と塩昆布の和え物』
ポリ袋&湯せん調理で2品同時に!白ご飯&ツナとお豆のトマトカレー
万が一のときに備えてパックご飯を常備しても、家族で食べるとあっという間になくなってしまいそうでちょっと不安ですよね。でもお米は多めにストックしているご家庭は多いのではないでしょうか。先ほどご紹介した湯せんできるポリ袋を使えば、手軽に炊飯することができますよ。
分量の水を加えてポリ袋の中で吸水させてそのまま湯せんにかけます。災害時のレシピなので、研いだり水を変えたりしていませんが、気になる方は無洗米を使ってくださいね。20分弱火で湯せんにかけてから火を消し、鍋に蓋をして余熱で蒸らしている間にもう1品。1品と言っても、別のポリ袋に材料を入れたら同じ鍋の湯せんの余熱で温めるだけ。トマトジュース・ツナ缶・ミックスビーンズ・カレー粉・コンソメだけで、美味しいカレーができあがります。炊けたご飯と一緒に召し上がってください。
【主な材料】
米
水
トマトジュース
ツナ缶
ミックスビーンズ
コンソメ
カレー粉
にんにくチューブ
●詳しいレシピはこちら
『ポリ袋で2品同時に防災食☆白ごはん&ツナとお豆のトマトカレー』
万が一はないに越したことはありませんが、備えあれば憂いなし。私も阪神大震災を経験したことから、防災には気を配っています。準備できることはきちんとして、あとは何も起こりませんようにと祈るばかりです。ここ数年災害が多く落ち着きませんが、みんなで知恵と力を合わせてがんばりましょう!
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