様々なお菓子を作ることができる、基本の別立て生地「パータビスキュイ」https://oceans-nadia.com/user/199129/recipe/3974 の抹茶バージョンです。 この基本の生地からロールケーキやムースの土台などへの応用ができます。 絞り袋に入れて絞るのが面倒ならスプーンですくって天板に落としラフに焼いても大丈夫。 バターに白あんを混ぜた餡バタークリームを挟んでほっこりした和のおいしさです。
ビスキュイ生地の卵は冷たいものを使い、砂糖は3回に分けて加え、メレンゲをしっかりきめ細かく固く立てること、薄力粉と合わせるときにメレンゲの泡をつぶさないようにゴムベラは底から大きく動かすことがポイントです。メレンゲをしっかり作れたらふんわり食感のいい生地になります。絞った生地は放っておくとメレンゲがつぶれていくので、天板に絞り出したらすぐに焼けるようにオーブンを先に予熱しておくのを忘れずに!
A 卵黄1個分、グラニュー糖➀15g、卵白1個分、グラニュー糖➁15g、薄力粉25g、抹茶1g、粉糖5g*生地を作る* ボールに卵黄を入れ、グラニュー糖➀を加えて電動ホイッパーで白っぽく少し嵩が増すまで泡立てる。 量が少ないので大きなボールだと泡立ちにくいので小さめのボールを使うか倍量で作ると作りやすいです。 卵黄にグラニュー糖を入れたらすぐに混ぜないと固まってしまうので注意。
角がピンと立つ固さにする。
卵黄のボールにメレンゲを半分加えゴムベラで底から大きくざっくりと混ぜる。練らないようにふわっと混ぜるイメージで。
残りのメレンゲを加え大きく何度か混ぜる。 完全に混ぜ切らない状態で次の工程へ。
天板に直径4cmくらいを目安に絞り出す。焼くと多少膨らむので、隙間を空けて。 だいたい12~14枚くらい絞れます。
粉糖をまんべんなく茶こしで表面に振り、もう一度まんべんなく振る。 180℃に下げたオーブンで9分焼く。できれば途中で天板の前後を入れ替えると焼きムラを防げます。
B グラニュー糖③15g、バター(食塩不使用)40g、白こしあん40g、抹茶1g、かのこ豆50g*バタークリームを作る* バターを電子レンジ300wで20~30秒ほど溶かさないように様子を見ながら加熱して柔らかし、抹茶とグラニュー糖を加える。
白こしあんを加えてよく混ぜる。 絞り袋に入れる。
抹茶あんバタークリームを絞り、かのこ豆を載せてもう一枚のビスキュイで挟む。
基本のビスキュイ https://oceans-nadia.com/user/199129/recipe/397448 の卵を使用したバタークリームを挟んでも。ホイップクリームとゆで小豆を挟むのもおすすめ。
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hoppe
料理研究家
六車樹里(むぐるまじゅり) ひらかた独歩ふぁーむ、広報(SNS周りや旬のレシピ担当) 大阪府出身、在住 2歳年上の主人と、男子3人の5人家族 看護師を経て、お菓子、パンのレシピやコラム作成を数年したころ自己免疫の肝臓疾患を発症するとともに精神的にも底の状態が1年以上続き家からほとんど出られない状態に。 大好きだったお菓子やパンを作ることも苦痛になりレシピサイトはおろかパソコンを開くことすらつらく、人と会うことも外出も避ける日々・・・ そんな中、市の広報に掲載された地域活性化を目指して奮闘する農家の記事を読み、農業を通じた地域活性化の取り組みに興味が沸き、農業への関心が高まりつつあった矢先、偶然先の農家さんの食育に関する講演のチラシを手にすることに。 気にはなったものの当時は精神的に外出が難しい状態で、何とか配信期限ぎりぎりに、講演を記録した動画を見ることができる。 その中で話されていた「自分が農業を続けることで、その風景を守っていきたい」という想いに感銘を受ける。 さらにその方の作る野菜の持つ力強さや味わいの濃さ、甘み、食感すべて、人生で一番と言い切れるほどの美味しさにただただ感動。 すぐにこの農家さんに連絡を取り、翌月からその農家さんの元で働くことに。 畑で働くようになって、みるみるメンタルが改善。自分でも驚くほどに毎日が楽しく生き生きと過ごせるように。 あれほど苦痛だったお菓子を作ること、レシピを作ることも仕事として再開、野菜そのものの持つ旨味や食感を生かしたレシピを考案し消費者の方に向けて発信中。 遠くから運ばれてくる有名どころの野菜より、鮮度が大切な野菜の地産地消のメリットは大きいことを日々実感するとともに、地域で採れたばかりの野菜の魅力を知ってもらいたいと奮闘中です。