春らしいクッキーを作りたいと思ってイチゴミルクバターサンドを考えたときに、抹茶も春らしいから一緒に作りたいなと思って。鳥の型で抜いたので、なんとなく鶯!?抹茶のほろ苦さと練乳のミルキーさがたまりません。 サクッと軽く柔らかい食感のクッキーなので、クリームとのなじみがよく、翌日にはしっとりと一体感が増します。
抹茶の色がきれいに出るように低温でしっかりと焼き上げています。オーブンによっては130℃まで下げるとうまく焼きあがらないことがあるので、その場合は150℃くらいに設定し、時間を短くして、焼きあがってから庫内に放置し余熱で乾燥させるように焼きあげてみてください。
バター(食塩不使用)①は電子レンジ600wで20~30秒温めて柔らかくし、粉糖①を加えてすり混ぜる。
卵黄を加えて混ぜる。
コーンスターチ、薄力粉、抹茶①を加えてゴムベラで切るように混ぜる。
最初は粉っぽい状態。バターの塊を切って小さくしていくイメージ。
だんだんしっとりしてくる。
ゴムベラの面をボールの底にこすりつけるようにして、生地をしっかり混ぜていく。
しっかり混ざってひとまとまりになったらラップでぴったり包んで冷蔵庫で2時間以上寝かせる。
直径5~6㎝のクッキー型で抜く。 (縦4㎝、横6.5㎝の鳥の型で抜きました。丸でも四角でも、花の形でもお持ちの物で。)
左右対称の型でない場合は、半分は向きを変えて天板に並べる。 160℃で8分、130度に下げて18分焼く。(型の大きさが上記ト大きく異なる場合は焼き加減が変わることがあります。また庫内温度が下がりやすいオーブンの場合130℃ではうまく焼きあがらない場合があります)
バター(食塩不使用)②を電子レンジ600wで20秒ほど温めて柔らかくし、練乳、抹茶②を加えてよく混ぜる。 練乳が冷たいと分離してしまうので練乳は常温に戻して使う。もし分離してしまった場合は電子レンジで10秒ほど、溶けないように様子を見ながら温めてよく混ぜればOK
バタークリームを絞り袋に入れ、クッキーに絞り出しもう1枚でサンドする。 冷蔵庫で冷やしてバターを固める。
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hoppe
料理研究家
六車樹里(むぐるまじゅり) ひらかた独歩ふぁーむ、広報(SNS周りや旬のレシピ担当) 大阪府出身、在住 2歳年上の主人と、男子3人の5人家族 看護師を経て、お菓子、パンのレシピやコラム作成を数年したころ自己免疫の肝臓疾患を発症するとともに精神的にも底の状態が1年以上続き家からほとんど出られない状態に。 大好きだったお菓子やパンを作ることも苦痛になりレシピサイトはおろかパソコンを開くことすらつらく、人と会うことも外出も避ける日々・・・ そんな中、市の広報に掲載された地域活性化を目指して奮闘する農家の記事を読み、農業を通じた地域活性化の取り組みに興味が沸き、農業への関心が高まりつつあった矢先、偶然先の農家さんの食育に関する講演のチラシを手にすることに。 気にはなったものの当時は精神的に外出が難しい状態で、何とか配信期限ぎりぎりに、講演を記録した動画を見ることができる。 その中で話されていた「自分が農業を続けることで、その風景を守っていきたい」という想いに感銘を受ける。 さらにその方の作る野菜の持つ力強さや味わいの濃さ、甘み、食感すべて、人生で一番と言い切れるほどの美味しさにただただ感動。 すぐにこの農家さんに連絡を取り、翌月からその農家さんの元で働くことに。 畑で働くようになって、みるみるメンタルが改善。自分でも驚くほどに毎日が楽しく生き生きと過ごせるように。 あれほど苦痛だったお菓子を作ること、レシピを作ることも仕事として再開、野菜そのものの持つ旨味や食感を生かしたレシピを考案し消費者の方に向けて発信中。 遠くから運ばれてくる有名どころの野菜より、鮮度が大切な野菜の地産地消のメリットは大きいことを日々実感するとともに、地域で採れたばかりの野菜の魅力を知ってもらいたいと奮闘中です。