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    • 公開日2016/10/10
    • 更新日2016/10/10

    おすすめの銀杏(ぎんなん)レシピ。ぎんなんご飯やおつまみも!

    そろそろ旬を迎える「銀杏(ぎんなん)」。この時期ならではの食材ですよね。そんな美味しいぎんなんですが「調理が面倒なイメージ」を持つ方も多いのでは?今回はカロテン、ビタミンC、カリウムといったぎんなんの栄養や調理法を紹介します。

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    ぎんなんの正体とは?

    ぎんなんはイチョウの木に実ります。私達が食べているぎんなんは、イチョウの木の実の中にある種だと思いがちですが違います。イチョウは裸子植物の一種で、イチョウの実(くさい部分)と思われがちな部分が種なんです。そして、私達が食べているのは、種の中の胚乳という部分です。

     

    ぎんなんの栄養効果

    ぎんなんには、カロテン、ビタミンC、カリウムなどが豊富に含まれています。カロテンは抗酸化作用があり、体内の酸化を予防してくれます。また、体内でビタミンAに変換され、粘膜保護をしてくれるなどの働きもあります。

    ビタミンCにも抗酸化作用があります。また、コラーゲンの生成を促したり、身体の免疫を高める働きがあります。カリウムは、体内にたまった老廃物や余分なナトリウムを体外へ排出する働きがあります。

    ぎんなんは種の胚乳というだけあって、多くの栄養素が含まれているんです。

     

    ぎんなんの色は鮮度の違い

    ぎんなんと聞くと、黄色いぎんなんを思い浮かべる方が多いと思います。しかし、新鮮なぎんなんは綺麗な緑色で、翡翠色とも言われています。

    新鮮なぎんなんは、緑色でにおいもきつくなく、モチモチとしています。時間が経つにつれて、黄色くなっていき、においもきつくなっていきます。

    9月下旬から10月上旬に出回る新鮮なぎんなんは緑色のものが多く、においもきつくないので扱いやすいんです。

     

    ぎんなん中毒に注意

    ぎんなん中毒という言葉を聞いたこと有りますか? ぎんなんを食べ過ぎると、めまいや嘔吐、ひどいと痙攣などの症状が起こることです。特に小さなお子さんに発症することが多いと言われています。

    これは、ぎんなんに含まれる「ギンコトキシン(メチルピリドキシン)」という物質が影響しています。この物質は、ビタミンB6とよく似た構造していて、ビタミンB6の活性を邪魔してしまうことで、神経伝達物質のバランスが崩れ、中毒症状が現れます。

    ぎんなんを食べる量は、小さなお子さんは5粒まで、大人でも10〜15粒までにしましょう。

     

    オススメぎんなんレシピ

    ぎんなんが手に入ったら、是非試したいレシピを紹介します。

     

    ぎんなんのおつまみ

    ぎんなんをフライパンで炒る方法もありますが、電子レンジを使う方が手軽でオススメ。ポンッポンッと弾ける音がしたらOKです。簡単にできるので、即席お酒のおつまみに是非。

    【材料】
    ・ぎんなん・・・10〜20粒
    ・塩・・・少々

    【作り方】1.ぎんなんの殻にペンチなどでひびを入れ、広げたクッキングシートの上に置いて2つに折り、開いている3辺の端を3回ほど折り返し包む。
    2.電子レンジに入れ、600wで40秒~1分ほど加熱する。
    3.殻と薄皮をむき、塩をふる。

    ※殻と薄皮をむき、塩をふる前の段階で保存袋に入れて冷凍保存も可能。いつでもぎんなんを使うことができます。

    詳しいレシピはこちら
    https://oceans-nadia.com/user/21965/recipe/143444

     

    ぎんなんごはん

    翡翠色のぎんなんごはんはこの時期だけのお楽しみ。ぎんなんの味を楽しむために、最小限の調味料にしています。

    【材料(1合分)】
    ・ぎんなん・・・20〜30粒
    ・米・・・1合
    ・塩・・・小さじ1/3
    ・酒・・・大さじ2

    【下準備】
    米を洗い炊飯器に入れ、規定量の水を入れて30分ほど浸水する。

    【作り方】
    1.ぎんなんの殻にひびを入れる。半量を、広げたクッキングシートの上に置いて2つに折り、開いている3辺の端を3回ほど折り返し包む。電子レンジ600wで1分~1分30秒ほど加熱し、皮をむいておく。残りの半量も同じように行う。
    2.炊飯器に、殻と薄皮をむいたぎんなん、酒、塩を加えて炊く。

    詳しいレシピはこちら
    https://oceans-nadia.com/user/21965/recipe/143442

     

    新鮮なぎんなんを味わおう

    秋の味覚であるぎんなんで、簡単おつまみやぎんなんごはんを一度作ってみてはいかがですか? くれぐれも食べ過ぎには気をつけてくださいね。

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    このコラムを書いたArtist

    若子みな美
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    若子みな美

    管理栄養士・減塩料理家 レシピ開発、料理・美容・栄養など食に関する記事の執筆や監修、料理写真撮影、栄養計算などのお仕事をしています。 病院や学校給食に従事した経験を活かし、食に関してトータルコーディネートを行う。 『栄養バランス × 味 × 見た目』を3つが揃った減塩レシピ、時短簡単レシピの開発を得意とする。 見た目からの料理の美味しさを極めるため、祐成陽子クッキングアートセミナーへ通い、フードコーディネーターになるための知識・経験を得る。

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