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    • 公開日2016/12/02
    • 更新日2016/12/02

    生食用と加熱用の違いは鮮度じゃない!牡蠣の選び方と簡単調理法

    寒くなっておいしくなるのが「牡蠣」。スーパーでもたくさん売られるようになりましたね。牡蠣には「生食用」と「加熱用」がありますが、この違いを知っていますか? 今回は、牡蠣の選び方や保存法を紹介します。

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    生食用と加熱用の違いは鮮度じゃない!牡蠣の選び方と簡単調理法

     

    牡蠣の「生食用」は鮮度で分けられているのではない

    牡蠣には「生食用」と「加熱用」の2種類があります。生食用のほうが新鮮で、加熱用は新鮮ではないと思いがちですが、この2つ、鮮度で分けているわけではないんです。

    生食用と加熱用の牡蠣は食品衛生法等によって基準が定められています。

    生食用と表記される牡蠣は、海水中の細菌数が一定以下の基準を満たした海域で採れたものか、それと同じ基準を満たした海水や人工塩水で採れたものを、人工塩水を随時かえるか殺菌浄化するという基準をクリアしているものです。また、加工や保存温度にも基準が定められています。

    そのため、生食用の牡蠣は鮮度が良く、加熱用の牡蠣は鮮度が良くないというわけではありません。加熱用・生食用は料理によって買い分けるようにし、どちらにしても消費期限内に食べ切るようにしましょう。

     

    牡蠣の選び方

    殻付きの牡蠣の場合は、殻がふくらんでいて厚みがあり、重たいものを選びましょう。

    むき身の牡蠣を選ぶときは、身がふっくらとしていて、貝柱が大きく、ふちの黒い部分が濃いものにするのが良いですよ。出荷日などを確認して、できるだけ新しいものを選ぶこともポイントです。

     

    牡蠣はすぐに食べるか冷凍保存

    牡蠣を買ってきたら、できるだけ早いうちに食べましょう。食べきれない分は、すぐに冷凍保存を。冷凍保存するときは、牡蠣を洗って茹でてから、水気をふきとり、ラップで包み冷凍します。冷凍した牡蠣は1~2週間で食べきるようにします。

     

    牡蠣の下ごしらえと調理のポイント

    牡蠣を洗う前に片栗粉と塩で軽くもみ洗いすることで、牡蠣の汚れとぬめりをとることができます。その後、水で洗い、キッチンペーパーなどで水気をふきとります。牡蠣を潰さないように、優しく洗うようにしてくださいね。

    炒める時は小麦粉や片栗粉をまぶして炒めるのが◎です。牡蠣が縮むのを防ぎ、牡蠣のうま味を閉じ込めてくれます。

     

    おすすめレシピ

     

    牡蠣のバター炒め

    牡蠣をバターとオイスターソースで炒めたシンプルな一品。お酒のおつまみにおすすめです!

    レシピはこちらで紹介しています。
    https://oceans-nadia.com/user/21965/recipe/144685

     

    牡蠣はヘルシーかつ、栄養豊富!

    牡蠣は脂質や炭水化物が少なく、タンパク質が豊富に含まれています。また、鉄や亜鉛、ビタミンB群などが豊富です。牡蠣100g(約6個)あたり60kcalと、カロリーも低いんです。

     

    ノロウイルスに注意しよう

    冬のおいしい風物詩である牡蠣ですが、ノロウイルスに注意が必要です。

    ノロウイルスは牡蠣の中心温度が90度で90秒以上加熱することで失活させることができます。加熱用の牡蠣でも、きちんと加熱されていないと、ノロウイルスの危険があるので、しっかり加熱しましょう。

    生食用の牡蠣の場合でも、ノロウイルスにかからないということではないのでご注意を。生食用も加熱用の牡蠣でも、ノロウイルスに感染する可能性があるということです。

    特に、抵抗力の弱いお年寄りや小さなお子様は、生食用の牡蠣は控えたほうが良いと思います。

     

    牡蠣は鮮度が命!加熱用はしっかり加熱

    いかがでしたか? 冬に旬を迎える牡蠣はいまが一番おいしい季節なので、お家で旬の味を楽しむための調理法などをご紹介しました。ノロウイルスの不安もあるので、加熱用の牡蠣を食べるときの加熱はきちんと行いましょう。小麦粉や片栗粉をまぶして加熱することで、牡蠣が縮むのを防ぐことができます。ぜひ、試してみくださいね。

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    このコラムを書いたArtist

    若子みな美
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    若子みな美

    管理栄養士・減塩料理家 レシピ開発、料理・美容・栄養など食に関する記事の執筆や監修、料理写真撮影、栄養計算などのお仕事をしています。 病院や学校給食に従事した経験を活かし、食に関してトータルコーディネートを行う。 『栄養バランス × 味 × 見た目』を3つが揃った減塩レシピ、時短簡単レシピの開発を得意とする。 見た目からの料理の美味しさを極めるため、祐成陽子クッキングアートセミナーへ通い、フードコーディネーターになるための知識・経験を得る。

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