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    • 公開日2016/11/29
    • 更新日2016/11/29

    【覚えておくと便利!】ひじきや切干し大根、乾物を水で戻したときの重さ(グラム)の目安

    ひじきや切り干し大根など、乾物をなんとなく水で戻したらすごい量になってしまった! という経験をしたことはありませんか?乾物がそれぞれ元の状態の何倍になるかの目安を覚えましょう。作り置きにも便利な乾物を、もっと上手に使いこなせますよ!

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    【覚えておくと便利!】ひじきや切干し大根、乾物を水で戻したときの重さ(グラム)の目安

     

    基本!乾物はたっぷりの水で戻す

    乾物を戻す時に、少量の水で戻していませんか? カットわかめなどは乾燥時の12倍もの水分を吸います。そのため乾物を水で戻す時は、たっぷりの水で戻してあげましょう。

    また、切り干し大根やひじきなどは、水で戻す前にサッと洗った方が◎。細かい汚れなどを取り除くことができます。

    時間が無い時は、耐熱ボウルに乾物と水を入れて電子レンジで戻すこともできますが、できるだけ水で戻した方がベターです。

     

    ひじきやカットわかめ、切り干し大根を水で戻すと何倍になる?

    乾物は食材ごとに水で戻したときに元の重量の何倍になるか(戻し率)が違います。

    ひじきや切り干し大根を同じように水戻しすると「すごい量になってしまった!」ということが起きるので、食材ごとの戻し率を知っておくと便利です。

    海藻はすごい!ひじきは8倍、カットわかめは12倍のグラムになる!

    海藻は少ない量でも水に漬けると「ワッ」と戻ります。

    乾物の代表であるひじきは、水で戻すと約8倍になります。ひじきは、大さじ1杯が3gなので、水で戻すと約24gに。ひじきの煮物などを作る時は、乾燥した状態のひじき「1人あたり大さじ1」を目安にすると◎。

    そして、みそ汁などによく使われるカットわかめはなんと12倍に。カットわかめは小さじ1で1gなので、水で戻すと12gになります。2人分のみそ汁に小さじ1くらいが適量です。

     

    どんな料理にも使いやすい切り干し大根は4倍のグラムに

    切り干し大根を常備している家も多いのではないでしょうか?

    切り干し大根は、水で戻すと約4倍になります。切り干し大根は大根を干して作られていますが、大根と比べて栄養価が高いのが特徴です。煮物のほか、サラダや和え物などにも使えます。洋風の味付けにも使いやすいので、さまざまな料理に活用できます。

     

    1枚で「だし」になる干ししいたけは4.5倍

    干ししいたけは約4.5倍になります。だしとしても使える干し椎茸は万能食材のひとつ。煮物の具や、刻んでつくねなどに入れるのもおすすめです。

    戻した後の水には、干ししたけのうま味が溶け出ているので、そのまま煮汁などに使うのが◎です。

     

    まだまだあるお家にある乾物たち

    ひじきや切り干し大根以外に、きっとお家にある乾物たち。これらの戻し率も知っておくと便利です。

     

    乾燥麩は少な目が◎

    お麩は大きさによって戻した後の重量が違います。車麩で6倍、小町麩で13倍です。

    お麩は戻しても大きさはさほど変わらないので、汁物のあしらいなどには使いたい分を加えればOKです。

     

    鍋に入れる時に注意。春雨は3.5倍

    鍋などによく登場する春雨ですが、水分を吸って3.5倍に戻るので、鍋に入れる時には「少ないかな?」と思うくらいにするのが◎。

    サラダや和え物などに春雨を使用する時は、水ではなくお湯を使います。お湯に浸して戻すか2〜3分ゆでればOK。

    鍋に入れたりスープに入れたりするときは、乾燥状態で入れて煮込めば◎です。

     

    木綿豆腐と同じように使うとすごいことに。高野豆腐は6倍

    高野豆腐は豆腐を凍らせた後、解凍して乾燥させて作られていて、凍り豆腐とも言われています。

    戻しても大きさはほぼ変わらないですが、水を含んで6倍の重量になるので、木綿豆腐のような感覚で使うとすごいボリュームが出ます。

     

    乾物を使ったおすすめレシピ

    乾物を使用した定番レシピを紹介します。多めに作っておいて作り置きにも◎。ひじきの炒め煮や切り干し大根の煮物などは、卵焼きの具にしたり、コロッケの具にしたりとアレンジ可能です。

     

    ひじきの炒め煮

    乾物料理の代表とも言える「ひじきの炒め煮」。常備菜にしてお弁当などにも使えます。ひじきやにんじんだけでなく、じゃがいもを加えることでホクッとした食感が加わりおすすめです。乾燥ひじきは1人あたり大さじ1が目安です。

    【材料(4人分)】
    乾燥ひじき…大さじ4
    にんじん…1/3本
    じゃがいも…1/2個
    油揚げ…1/2枚
    A 醤油…大さじ1
    A みりん…大さじ1
    A 顆粒だし…小さじ1
    水…120ml
    サラダ油…適量

    【下準備】
    ・にんじんは皮をむき短冊切り、じゃがいもは皮をむき拍子切りにする
    ・油揚げを短冊切りにする
    ・乾燥ひじきをたっぷりの水で戻し、水気を切る

    【作り方】
    1. 鍋にサラダ油を入れ火にかけ、ひじき、にんじん、じゃがいも、油揚げを加えてサッと炒める。
    2.1にAと水を加えて蓋をして、弱火で10分煮る。

    詳しいレシピはこちら「ひじきの炒め煮」

     

    切り干し大根のごま酢あえ

    切り干し大根は煮物だけでなく、サラダや和え物にも◎。ごまを加えた酢の物にすることで、酸味がマイルドになります。

    【材料(2~3人分)】
    切り干し大根…15g
    キャベツ…100g
    油揚げ…1/2枚
    A すし酢…大さじ1と1/2
    A 砂糖…大さじ1/2
    A すりごま…大さじ1
    A 薄口醤油…小さじ1

    【下準備】
    ・キャベツを5mm幅の千切り、油揚げを短冊切りにする
    ・切り干し大根をたっぷりの水で戻しておく

    【作り方】
    1.鍋に湯をわかし、切り干し大根、キャベツ、油揚げを加えて、蓋をしないで2分煮る。ざるにあけて、水気を切る。
    2.ボウルに1とAを入れて和える。

    詳しいレシピはこちら「切り干し大根のごま酢あえ」

     

    乾物を活用しよう

    乾物の戻し率やおすすめレシピを紹介しました。ひじきやわかめなどは、大さじスプーンや小さじスプーンを使って分量を図るのがおすすめです。毎日の食事にぜひ活用してみてくださいね。

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    このコラムを書いたArtist

    若子みな美
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    若子みな美

    管理栄養士・減塩料理家 レシピ開発、料理・美容・栄養など食に関する記事の執筆や監修、料理写真撮影、栄養計算などのお仕事をしています。 病院や学校給食に従事した経験を活かし、食に関してトータルコーディネートを行う。 『栄養バランス × 味 × 見た目』を3つが揃った減塩レシピ、時短簡単レシピの開発を得意とする。 見た目からの料理の美味しさを極めるため、祐成陽子クッキングアートセミナーへ通い、フードコーディネーターになるための知識・経験を得る。

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