十五夜にどうしてお月見団子を食べるの?
お月見はお月さまを見て、団子を食べるだけの行事、と思っている人も多いのではないでしょうか? なぜお月見団子を食べるのか、そもそもお月見ってどんなことから始まったのかその由来についてご紹介していきたいと思います。
十五夜の日は、秋の真ん中に出る満月の日で、「望月」という中国から伝わった月を見る祭事が元になっていると言われています。もともと月は神様として信仰されていたこともあり、月見は、月を愛でるだけでなく、農作物の収穫の感謝をして豊作を願う行事として定着していったと言われています。
そのような中で団子は、お月見の時期である秋に収穫されるお米で作り、月に供えられました。また、月に似せた団子を作ることで月への信仰を表したとも言われているようです。
そんなお月見団子をお家で手作りする方法と並べ方についてもをご紹介していきましょう。
材料は2つだけ!基本のお月見団子の作り方
【材料】
上新粉 150g
ぬるま湯 150ml
【下準備】
・ボウルに上新粉を計量する
・鍋にたっぷりの湯をわかしておく。
【作り方】
1、上新粉の入ったボウルにぬるま湯を少量ずつ加え、手でこねる。
2、粉っぽさがなくなり、耳たぶくらいの柔らかさにまとまるまでこね、棒状にしたら15等分(およそ20g)にちぎって丸めます。
3、団子はまんまるにすると、亡くなった人に供える「枕団子」になってしまうので、少しつぶしておきましょう。積み重ねる時も安定しやすいです。
4、鍋にわかしたお湯に3を入れて3~4分浮いてくるまで茹で、冷水に取る。粗熱が取れたらバットに取り出して乾かしておく。
5、団子は十五夜の十五を団子の個数にして並べる。並三方またはお盆、平皿に紙をしいて団子を並べる。
お月見団子は表面にツヤが出るように、あおぐなどして水気をしっかりと飛ばしましょう。積んでも崩れにくく、見た目にも美しく仕上がりますよ。
●1列目:縦3個×3列→9個
●2列目:縦2個×2列→4個
●3列目:縦2個→2個
●このレシピをお気に入り保存する
『お月見団子』
お月見団子を食べるタイミングは、お月見をしながら食べるのが正しい作法と言われています。日頃なかなか豊作を祈願したり、収穫に感謝するという機会もないのですが、古来の習慣に倣って同じよう過ごしてみるのも風流ですよね。
お月見に食べたいアレンジお月見団子
基本のお団子をちょっとイマドキ風にアレンジしてみるのもおすすめですよ! 肌寒くなってくる秋の夜におすすめのあったかレシピや、秋の味覚を使ったレシピをご紹介します。
体温まる♪お月見団子の白ごま豆汁粉
お月見団子はそれ自体味がないのでアレンジも自在! あんこやみたらしも良いですが、肌寒くなるこの時期におすすめなのが汁粉です。練りごまと甘納豆を使ったミルク仕立て。濃厚な美味しさが手軽に作れるので普段のおやつとしても最適です。
【主な材料】
お月見団子
ねり白ごま
白糖
甘納豆
牛乳
白すりごま
●詳しいレシピはこちら
『お月見団子の白ごま豆汁粉。』
もちもちほくほく♪栗だんご
つやつやなみたらし餡に惹かれるこのだんご。中には丸ごと1個栗の甘露煮が入った贅沢なお団子なんです。甘くてほくほくの栗ともちもち食感の生地がたまりません♪
【主な材料】
だんご粉
栗甘露煮
上白糖
醤油
片栗粉
●詳しいレシピはこちら
『栗だんご』
いつもなんとなく十五夜を過ごしてしまう方も、お月見の意味を知り、お手製のお団子を作れば見上げる月もいつもとは違ったものに見えるはず。今年のお月見はぜひご家族でお月見団子を作ってみて下さいね。
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