『かやき』の語源は貝焼きで、大きな貝殻の上で様々な具材を煮込む秋田のお料理です。 秋田の人は、なんでも『っこ』を付けて呼ぶので、かやきっことよく聞きます。かわいい! 汁にしては汁気が少な目、つゆだくな煮ものといった感じです。 染み出た旨みも逃がさず汁ごと頂く、おいしくてほっとするふるさとのお料理です。
ぐらぐら煮ないで、さっと煮て最後に味噌を加えると香り良く仕上がります。
○ みずは5センチくらいの長さに手でポキッと折りながら、下に引き下げて筋をむいておきます。 ○ 分量の水に昆布を入れて出汁をとっておきます。
鍋を火にかけサラダ油をひいて、一口大に切った豚肉を炒めます。 ほんのり焼き色が付いたら、昆布出汁と酒を加えて煮立て、みずを加えて煮ます。
大きめに切った豆腐を加え、味噌を加えてさっと煮ます。 一度冷ますことで、味がふくみやすくなります。
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がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。