とろっとした黄身がおいしい瓢亭(ひょうてい)たまご。 白身だけ固めるのってちょっと難しいですがコツさえ覚えれば簡単に作れちゃいます。 板前時代、夏の麺料理に添えてお出ししていたので毎日大量に仕込みをした記憶があります。 本来は、お醤油をかけて食べるものですが、出汁に浸してそのまま美味しく食べられるようにしました。 そうめんにも、おつまみにも!作り置きしておくととっても便利です。
お酢は卵の殻が割れても流れ出ないようにするために入れます。 やかんの湯を一度に鍋に入れることで、全部の卵が均一に茹でられます。 出汁をとる時間がない方は顆粒でも、濃縮タイプでも。その際はBの調味用を少し減らして調整してください。
卵は室温に置いておきます。 鍋にA 天然出汁パック1個、水350mlを入れ 5~10分煮だして、出汁をとります。
出汁300mlとB 醤油50ml、本みりん20mlを火にかけ沸いたら、冷ましておきます。
やかんにお湯を沸かします。 鍋に酢と卵を入れて、沸騰した湯を一気に入れ、中火で6分茹でます。 ※ポコポコと沸騰を保つ火加減で。 途中お箸でコロコロまわして黄身が中心にくるようにします。
ボールに氷水を用意し、6分経ったら卵を湯切りしてすぐに冷まします。 しっかり冷めたら水につけたままで優しく殻をむきます。
1の出汁に漬けて半日くらい浸しておきます。
盛り付ける時は、卵の天地を少し切り落とすと すわりが良くなります。 切りにくい時は糸で切っても良いです。
141096
2021/08/19 21:07
2019/02/19 00:12
がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。