高知の郷土料理『田舎寿司』。 高知を訪れた時に出会ってそのおいしさに衝撃を受けました。 海鮮ばかりが寿司じゃないんだなぁと野菜のお寿司のおいしさをしみじみ実感。 通常 酢飯にはゆの酢(ゆず酢)が入っていますが、簡単に作れるようにゆず果汁と果皮で代用してます。 少々手間はかかりますが、人が集まる時のおもてなしにきっと喜ばれると思います。
寿司ネタを前日に仕込んで、当日握るといった感じで2日にまたいで仕上げることをお勧めします。 寿司ネタはどれも冷ましたり、置いておくことで味なじみが良くなるものばかりなので、その方が美味しくなります。
○寿司ネタ1 みょうがの梅酢漬けのレシピはこちら https://oceans-nadia.com/user/22477/recipe/140680 ○寿司ネタ2 しいたけの含め煮のレシピはこちら https://oceans-nadia.com/user/22477/recipe/140748 米は洗い、いつもより少なめの水分量で昆布を入れて炊きます。(浸水30分~)
○寿司ネタ3 おくら 【B】を鍋にかけて冷ましておきます。 おくらは 塩もみしてから熱湯で3分ほど茹でて、冷水に取りへたを除いてBの出汁に漬けます。
○すし飯をつくる 炊きあがったご飯の昆布を除いて、混ぜ合わせた【A】とゆずの果皮をおろし金で少量すりおろしたもの、ひねった白ごまを加えて混ぜ合わせ、少しおいてなじませます。
みょうがの梅酢漬けは たて半分に切って一口大に楕円形にとったすし飯にのせてキュッと握ります。 しいたけの含め煮は汁気を軽く絞り、しいたけの形に合わせて丸く握ります。
おくらは汁気を切って2等分に切り、みょうがの寿司と同様に握ります。 こんにゃくは、酢飯をあらかじめぎゅっと握ったものを袋の中に入れ込みます。
お重などの器に笹を敷いて彩りよく並べます。
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がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。