和風出汁にゆば巻きほうれん草を浸して上品なお浸しに仕上げました。 すぐに食べても美味しいですが、作りおきして味をなじませるとさらに美味しいです。
ゆばはお湯で戻すと風味が飛んでしまうので水で戻します。 ほうれん草は醤油洗いをすることで出汁が薄まるのを防ぎます。
平ゆばは厚めのキッチンペーパーではさんでバットに入れ、水を入れて10分ほどおき戻します。
お浸しの出汁を作ります。 小鍋に分量の水と出汁パックを入れて沸騰したら弱火にして10分ほど煮出しA 薄口醤油大さじ2、本みりん大さじ1、塩ひとつまみの調味料で味付けし冷ましておきます。
鍋に湯を沸かして塩少々を入れ(分量外)ほうれん草を1分~1分30秒ほどゆでます。 冷水にとって水気を絞ったら、醤油をかけてまぶしてしぼり、“醤油洗いを”をして葉元を切ります。
ゆばの手前の位置にほうれんそうの1/4をのせてはみ出た葉先の部分はおさまるように折り込みます。
ほうれんそうの1/4を今度は葉と葉元位置が互い違いになるように重ねて置きます。
手前からゆばを少しきつめに巻いていきます。 食べやすい大きさ(今回は6等分)に切ります。
器に盛り出汁をかけます。お好みで薄切りにしたゆずを添えるとさっぱりいただけます。
時間がある場合は保存容器に入れて浸しておくと味が馴染んで美味しくなります。
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がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。