スペイン料理といえばパエリアですが、バスク地方のArroz con almejasも有名です。 あさりの出汁でシンプルにいただくご飯。完全ドライではなく、少しだけ汁気を残してクリーミーに仕上げるのが特徴です。 現地ではカスエラという大きな耐熱皿で炊きますが、今回はストウブ炊きでアレンジしました。
本場のArroz con almejasは、パセリとオリーブオイルで作ったソースをかけることが多いのですが、私はフレッシュタイムを散らすのがお気に入りです。
オリーブオイル・ニンニクを弱火でゆっくり加熱し、香ばしく色づくまで炒めます。
タマネギを加え、しんなりするまで中火で炒めあわせます。
A 水200cc、白ワイン50cc、塩小さじ1/2・あさりを加えます。 沸騰したらアクをすくい、米を洗わずに加えます。
蓋をして弱火で10分加熱。 火を止めて、蓋をしたまま10分ほど蒸らします。
食べやすいように、あさりの殻を半量ほどはずします。 底から優しくひとまぜし、オリーブオイルをまわしかけ、お好みでパセリ・タイムなどを散らします。
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加瀬 まなみ
スペイン料理研究家
埼玉県熊谷市出身。両親在住時スペインにて家庭料理を学び、スペイン料理を中心に料理研究家として活動。メディア・イベント出演、出張シェフ、撮影監修、料理教室、レシピ開発のほか、All Aboutスペイングルメガイド、ippinキュレーターなど執筆活動も行う。 全国タパス選手権 2023年 優勝 審査員最高得点賞 受賞 著書:フライパンひとつでできる絶品パエリア(TATSUMI MOOK)、5分でできた!シリーズ 全7冊(角川SSC)、2stepレシピお米でつくるたのしいごはん(東京地図出版)、月刊いちばんやさしいスペイン料理(miilマガジン)ほか