バーミキュラ鍋を使い、『夏野菜をゴロっと使用した家庭料理』のテーマで、高原キャベツ(夏キャベツ)と豚ばら肉をメイン食材に創作和食を無水調理で作りました。キャベツの芯まで柔らかく煮込んだ豆乳スープの料理で、残暑時期の身体には嬉しい和の食材をたくさん使っています。和食ですがナイフとフォークでいただくスタイルがオススメ。口いっぱいに優しく旨味の層が広がります。
豚肉のスライスはロース肉よりもばら肉の方が柔らかく仕上がり、こま切れの形状の方が下味が馴染み、キャベツにも挟みやすく、食べる時には切り分けやすいです。 豆乳は熱を加えると分離しやすいですが、ベーキングパウダーを加えることによって大豆のタンパク質凝固を防ぐ作用が生まれ、綺麗な豆乳スープを楽しめますよ。
梅干しの種を取り、A 梅干し4個(種抜きで60g)、おろし生姜小さじ1、本みりん50㏄をミキサーで混ぜ合わせる。 B 調整豆乳200㏄、みそ大さじ1、ベーキングパウダー小さじ1をボウルで混ぜておく。
ボウルに豚ばら肉を入れ、塩、胡椒をふり、A 梅干し4個(種抜きで60g)、おろし生姜小さじ1、本みりん50㏄を加えてよく混ぜ込み下味をつける。
キャベツは芯を残したまま、4等分にくし切りにして、外側の葉から3~4枚ごとの間隔で【1】を挟み込んでいく。
バーミキュラ鍋に【2】を並べ入れ、輪切唐辛子を加えてフタをして弱火で20分加熱する。
フタを外して、B 調整豆乳200㏄、みそ大さじ1、ベーキングパウダー小さじ1を全体にかけ入れ、極弱火で10分煮込む。豆乳が沸騰し過ぎないように火加減に注意すること。
スープと共に器に盛る。
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前澤 泰爾
長野県生まれ。 大学卒業後、メンズカジュアルブランドの販売員としてアパレル企業に就職。 ファッションコーディネートを学びながらも、料理の世界に興味を持ち、飲食業に転職。 都内飲食店にて調理業務に携わり、独学にて調理師免許取得。イタリア料理店、スペイン料理店、ハワイ料理店などの店長、料理長を経て、日々食材や料理、人と向き合う。 その後、今までとは違う角度や観点から料理の世界を学ぶため、祐成陽子クッキングアートセミナー54期生として、食に係わるコーディネート、スタイリングを学び、フードコーディネーターの資格を取得。