実は外皮も食べられるパルミジャーノ・レッジャーノ。風味が強いのでおつまみにも向いています。チーズの濃厚で豊かな旨みが愉しめるのはもちろん、火の入れ具合によってもちもち、カリカリと食感が変わるのも嬉しいところ。今回はとろけるような甘みの洋梨に煮詰めたバルサミコ酢をかけて合わせてみました。ワインによく合う一皿です。
◆バルサミコ酢を煮詰めて作るイタリアのバルサミコクリームがあれば、ソースはそちらを使っていただいてもかまいません。手に入りにくい場合は、レシピのように電子レンジを使ってお酢を煮詰めても十分おいしくできます(600Wの電子レンジで2分以上加熱すると、甘みが出てとろみがついてきます)。
パルミジャーノ・レッジャーノの外皮だけをチーズから切り取り、 濡らしてかたくしぼったキッチンペーパーで表面を拭く。 その後、包丁で1~2cm角に切る。
クッキングシートの上にかなり広めに間隔をとりながら 1) を並べ、 電子レンジで1分30秒~2分ほど加熱する(※600Wの場合)。 取り出してそのまま粗熱が取れるまで置いておく。
洋梨はひと口大に切る。 バルサミコ酢を耐熱ボウルに入れて電子レンジで2分加熱して煮詰め (※600Wの場合)、ソースを作る。または「バルサミコクリーム」 (イタリアの調味料)があればそれを使ってもよい。
粗熱が取れたパルミジャーノ・レッジャーノと洋梨を皿に盛り付け、 洋梨の上から 3) のソースをかける。 ナッツ類を添えて一緒につまんでもおいしいですし、ローズマリーの小枝を 添えると香りが移ってより華やかな印象になります。
パルミジャーノ・レッジャーノは外の硬い皮の部分も食べることができます。 風味が強いので、煮込み料理などに入れてもおいしい出汁が出ます。 ぜひ捨てずにご活用くださいね♪ 参考レシピ:「パルミジャーノ・レッジャーノ出汁香る 秋のミネストローネ」 https://oceans-nadia.com/user/26/recipe/131301
★パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズについては、こちらのコラムでも詳しくご紹介させて頂いています。 Nadia連載コラム「ヨーロッパ 食の風景」 第9回:パルミジャーノ・レッジャーノのおはなし。(1) https://oceans-nadia.com/user/26/column/122 第10回:パルミジャーノ・レッジャーノのおはなし。(2) https://oceans-nadia.com/user/26/column/124 第11回:パルミジャーノ・レッジャーノのおはなし。(3) https://oceans-nadia.com/user/26/column/125
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庭乃桃
料理・食文化研究家
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士 / 文筆家 はじめまして、庭乃桃(にわの・もも)と申します。 どこの国の料理でも、食べたいのは しみじみ "おいしい!" と思えるごはん。 和のおかずから、洋食、エスニック、 本場ヨーロッパの家庭料理まで、 旬の食材や季節感を大切にした おいしいものが大好きです。 企業様向けレシピの開発や、 レシピ記事の制作、本やコラムを書く仕事を しています。 時々、翻訳、講演なども。 いろいろなレシピがあるので、 よかったらぜひのぞいていってくださいね!