夏に収穫され、秋においしくなってくるかぼちゃを使ったミネストローネ。お鍋の蓋を開けた途端、たちまち広がるパルミジャーノ・レッジャーノの良い香りの秘密は、煮込む時に加えたチーズの外皮。その深い旨みと風味が具材にもしっかりしみ込み、たっぷりの野菜が本当においしくいただけます。
◆パルミジャーノ・レッジャーノの外皮はそのままだととても硬いのですが、煮込むと良い出汁が出るほか、触感ももちもちしてとてもおいしいです。スープなど、煮込み料理にはぜひ加えてみて下さい。
パルミジャーノ・レッジャーノの外皮だけをチーズから切り取り、 濡らしてかたくしぼったキッチンペーパーで表面を拭く。 その後、包丁で1cm角に切る。
種とワタを取ったかぼちゃと、セロリ、エリンギ、トマトは1cm角に切る。 ベーコンは細切り、またはさいの目切りに。 にんにくは芽を取ってみじん切りにする。
鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて火にかけ、香りが立ったら ベーコンとセロリを入れてしんなりするまで炒める。
続いてかぼちゃとエリンギを加え、油がなじむまで炒める。
トマトを加え、炒め合わせる。
A 水3カップ、パルミジャーノ・レッジャーノの外皮(刻んだもの)大さじ1程度、塩小さじ1/4、ローリエ1枚を加え、アクを取りながら、弱火でフタをして具材がやわらかくなるまで煮込む。
すりおろしたパルミジャーノ・レッジャーノをさらにかけてもおいしいです。
パルミジャーノ・レッジャーノは外の硬い皮の部分も食べることができます。 風味が強く、火を入れるともちもちに、もっと長く入れるとカリカリになります。 ぜひ捨てずにご活用くださいね♪ 参考レシピ:「パルミジャーノ・レッジャーノ外皮で バルサミコソース洋梨添え」 https://oceans-nadia.com/user/26/recipe/131376
★パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズについては、こちらのコラムでも詳しくご紹介させて頂いています。 Nadia連載コラム「ヨーロッパ 食の風景」 第9回:パルミジャーノ・レッジャーノのおはなし。(1) https://oceans-nadia.com/user/26/column/122 第10回:パルミジャーノ・レッジャーノのおはなし。(2) https://oceans-nadia.com/user/26/column/124 第11回:パルミジャーノ・レッジャーノのおはなし。(3) https://oceans-nadia.com/user/26/column/125
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庭乃桃
料理・食文化研究家
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士 / フードライター どこの国のお料理でも、 しみじみとおいしいものが好きです。 ○旬の食材、季節感を大切にしたおかず ○ひと鍋で作れる欧風家庭料理 ○簡単エスニック などを作っています。 企業向けレシピの開発や 食関連の書籍・コラムの執筆、 翻訳、講演など活動中。