お弁当やおつまみにお勧めの里芋料理です。里芋はレンジで蒸すと皮がスルッと剥けるので楽ちんです。イベリコハムはスペイン産の生ハムですがイタリア産のプロシュットでも代用可能ですし、ベーコンやハム、コンビーフでもおいしく作れます。
ベシャメルソースは作りやすい分量を記載しています。実際に使用するのは大さじ8杯です。残ったソースは冷凍保存可能です。ベシャメルソースを作る際には必ず牛乳を一度に鍋に入れ、泡だて器でしっかり混ぜてください。牛乳を少しずつ加えると、牛乳の中の乳糖が焦げてしまい、茶色がかった風味の悪いソースになってしまいます。
イベリコハムを4等分に切っておく。
ベシャメルソースを作る。鍋に無塩バターを入れ、火をつけて焦がさないように溶かす。薄力粉を加え、焦がさないように弱火で炒め、一気に牛乳を加える。中火にし、まずは泡だて器でとろみがつくまで混ぜ続ける。とろみがついたらゴムベラで鍋底からしっかり混ぜ、1分ほど加熱する。塩を加えて混ぜたらバットに移し、ラップが直接ソースに当たるようにかけておく。
キッチンペーパーを濡らし、固く絞る。里芋をキッチンペーパーで包み、さらにラップでしっかり包む。600Wのレンジで竹串がすっと通るまで加熱する(目安は5~7分)。熱いうちに横半分に切り、手で皮を剥き、塩(里芋用)を振っておく。
オーブンを180℃に予熱する。
里芋の断面を上にして、オーブンシートを敷いたバットに並べる。里芋が自立しないようなら、底面を薄くカットしておく。断面にベシャメルソースを大さじ2、イベリコハム、グラタン用チーズの順にのせ、180℃のオーブンで13分焼く。
器に盛り付け、パセリのみじん切りを上に散らす。
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こんどうとしえ
ドイツ語翻訳家として活動するかたわら、葉山で料理教室"Convivialite Cooking Lesson"を主宰。レシピ開発や商品PRを数多く手掛ける。語学力と食文化への深い造詣を活かして世界の郷土料理、郷土菓子を研究し、本場の味を身近な食材で再現できるレシピを開発。