曲げわっぱ弁当の利点
曲げわっぱは、吸湿性が優れているのでご飯がべたつくこともなく、冷めても固くなりにくい特徴があります。よく目にするのが杉の曲げわっぱ。木の香りがお弁当を包み込みます。殺菌効果も得られるそうですよ。
最近ではウレタン塗装されているものも多いのでお手入れが簡単になりました。とはいえ、使ったらしっかり乾燥させ、一日休ませる。このお手入れが長く使用するためのコツです。でも、一日休ませるために二つ買うのはちょっと・・・と思われる方も多いはず。そんな方は2段の曲げわっぱを購入して、上段と下段にわけ、交代で使ってみてはいかがでしょう。蓋は上下段どちらでも合う曲げわっぱをお選びください。
極力汁気がないものを入れる
曲げわっぱは、蓋が密閉型ではないため、汁気の多いおかずは避けましょう。これは曲げわっぱに限らず、普通のお弁当でも同様です。どうしてもという場合は汁気をクッキングペーパーなどで吸いとり、シリコンカップに入れる等、ひと手間加えた方がよういでしょう。または調理する段階で、水分を吸いとってくれる食材を加えるのも一つの方法です。
●お麩を使ったきゅうりの和え物
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おかずを縦に入れた方がきれいに見える?
おかずを寝かせて入れると高さがなくなり、立体感が失われます。他のおかずを入れる場所も狭くなるため、おかずの種類が少なくなり彩りも必然的に悪くなります。
全てのおかずがそうではありませんが、おかずはなるべく縦に入れた方がお弁当全体がきれいに見え、見栄えのする写真が撮れます。
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●ズッキーニのバター醤油炒め~クミン風味~
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おかずの種類のバランス
固形のおかずを入れるとどうしても隙間ができます。そんなときは「隙間おかず」や野菜が便利。ブロッコリーはとても役に立ちます。花型人参もおススメです。紫キャベツのピクルスや佃煮もいいですね。炒め物も形が自由自在なので便利です。詰める際は汁気を取って入れてくださいね。
おかずの色合い
赤・黄・緑があれば大丈夫! でも、今日は無理、という場合もありますよね。そんなときでも2色のおかずがあれば何とかなります。
試しに「緑と黄色」のお弁当を作ってみました。2色でも案外きれいに詰めることができますよ。「緑と赤」のお弁当も素敵です。
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●小松菜のマヨ醤油和え
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緑色の野菜のおかずは欠かさずに入れたいもの。そして、緑色のおかずを入れるなら、ぜひ「赤いもの」を加えてください。これだけでぐんと華やいだ見た目になりますよ。
ちなみに赤い食材がない場合は、ピックなどを利用するのもおすすめ。例えばだし巻き卵に赤いピックを刺す。これだけでもずいぶん雰囲気が変わります。
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●お麩を使ったきゅうりの和え物
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●鶏ハムの柚子胡椒風味
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斜めにおかずを入れる
斜めというより、ずらして重ねる詰め方もおすすめ。例えばかぼちゃ(上記の写真)。一辺を見せるだけだと黄色い部分しか見えませんが、斜めにすることで側面、つまり皮の緑の部分が見えます。2色が見えることで彩りもよく感じられる、というわけ。
斜めに出来ないおかずもあります。そのときは近くにずらして重ねたおかずを入れると全体にまとまります。重ねにくいアスパラガスの肉巻き、粉ふきいもなども周りのおかずでカバーしましょう。
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お家でできる鮭の西京漬け(さわらバージョン)
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汁気の気になるおかずはワックスペーパーやカップを使うのがおすすめ。ご紹介したお弁当のおかず、実はワックスペーパーで作ったカップを使っています。盛り付けでペーパーが見えないようにしているんです。仕切りが見えないようにおかずを詰めるときれいに見えますよ。一度挑戦してみてくださいね。
一番の近道は・・・「習うより慣れよ」
今回ご紹介したコツは曲げわっぱ以外のお弁当箱にも共通しています。いいなぁ~と思ったお弁当が見つかったら、とりあえず真似をしてみましょう。やってみると疑問が解決されていきますよ。曲げわっぱは存在だけでも素敵です。盛り付け方のコツを活用してお気に入りのお弁当箱にしてください。