湿気が多く、気温が高い梅雨の時期は「菌」が繁殖しやすい時期です。菌が繁殖すると食中毒などの原因にもなります。特に長時間持ち運びするお弁当は注意が必要です。ランチタイムまで美味しく保つお弁当の作り方をご紹介します。
傷まない「お弁当作り」のポイント
1、食材は必ず冷ましてからお弁当に入れる。
温かいまま入れると蒸気が閉じ込められて水滴に変わり、食材が傷みやすくなります。必ず冷ましてからお弁当箱に詰めましょう。
2、食材を入れる前にお弁当箱を消毒する
曲げわっぱなどの杉は抗菌作用があるのですが、ウレタン塗装されているものだとその効果もあまり期待できません。そのような場合、アルコール消毒しましょう。プラスチック製、アルミ製なども同じです。吹きかけて、乾いてから食材を入れます。漆には抗菌作用があるので漆塗りのお弁当箱は効果が期待できます。
3、保冷剤、保冷バッグを活用する
お弁当は高温多湿の場所に置いておかないようにしましょう。保存しておく場所が悪いとすぐに食材が傷んでしまいます。お弁当を持ち運ぶときは、保冷バックに保冷剤とお弁当を入れて保存環境を良くしましょう。最近では蓋にあらかじめ保冷剤が入っているものもあります。この場合、蓋だけを冷凍しておきましょう。
4、殺菌効果のある食材を使ってお弁当の傷みを防ごう
梅干しや大葉など殺菌効果のある食材をお弁当のおかずに使って、傷みを予防しましょう。
山椒にはサンショオールという成分があり、抗菌殺菌効果が期待できます。
大葉は細かく刻むと、より殺菌効果が増します。
縁起物としてよく使われる南天も◎。飾りとして使えるだけでなく、殺菌効果が期待できる優れものです。
梅雨でも安心!傷み防止レシピ
殺菌効果のある食材を上手に活用して、梅雨でも美味しく安全にお弁当ライフを楽しみましょう。
大葉のオイルおにぎり
【材料(約1個分)】
ご飯・・・お茶碗一杯分
大葉・・・1枚
ごま油・・・小さじ1
煎りごま・・・小さじ1
塩・・・お好みで
温かいご飯に千切りにした大葉と残りの材料を混ぜ合わせてにぎるだけ。さっぱり爽やかな風味を味わえる梅雨の時期にぴったりのおにぎりです。この時期でなくても、おにぎりを握る際はラップを使用するか、型に入れて成形するなど菌が繁殖しないようにしてください。
安心してお弁当が食べられるようにいろんな知恵を使って、食材が傷みやすいこの時期を乗り切りましょう。
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