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    • 公開日2016/06/17
    • 更新日2016/06/17

    じつはダイエットの強い味方?ヘルシー&美容効果のあるお麩

    日本で昔から食べられている「お麩」。それ自体には味がなく、料理の脇役のイメージが強いですよね。でもじつは、お麩はヘルシーでたんぱく質やミネラルが豊富なダイエット向きの食材でもあるんです。お肉の代わりに使えたり、手軽に料理のボリュームアップに使える優秀フード、お麩を見直してみませんか?

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    じつはダイエットの強い味方?ヘルシー&美容効果のあるお麩

    お麩といえば「お吸い物」のイメージがあると思いますが、じつはダイエットの強ーい味方でもあるのです。

    まずは栄養面。一見、栄養価が低そうな印象ですが、植物性たんぱく質やミネラルが豊富。しかもローカロリーといいことづくめ。

    そして、食べ続けても飽きない「味」も魅力です。といっても、味がほとんどないので、逆にどんな食材とも合わせやすく、使い勝手がいいのが魅力。毎日食べても飽きません。

    そのほか、お麩は脂肪も少なく、消化もいいので、ダイエット中の方はもちろん、健康な食生活を心がけている方にもおすすめの食材です。

     

    お麩はグルテンを主原料とした加工食品

    お麩は小麦粉のたんぱく質であるグルテンを主原料とした加工食品。グルテンに小麦粉やもち米粉などを加えて加熱したものです。

    蒸したものが「生麩」、焼き上げたものが「焼き麩」。他に「乾燥麩」、「揚げ麩」があります。

     

    お麩の実力① 脂肪が少なく消化がいい

    お麩は精進料理などにも使われる植物性のたんぱく質食品で、脂質はごくわずかしか含まれず、高たんぱくで低カロリー。

    離乳食にも使えるほど消化がよく、栄養価も抜群です。

     

    お麩の実力② ミネラルもぎっしり!

    たんぱく質が特に豊富なお麩ですが、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛などのミネラルもたっぷり詰まっています。

    それでいて一般的な車麩のカロリーは、1個あたり約10gで38.7kcalとローカロリー。

    お麩の原料であるグルテンペプチドには、鎮痛、血圧低下、胃液の分泌を抑える働きもあるといわれています。

     

    お麩の実力③ もっちり美肌効果も!

    お麩に含まれるプロリンは、乳製品や大豆などにも豊富なアミノ酸の一種。

    プロリンはコラーゲンの生成に必要な成分で、お肌のハリの消失を防ぎ、肌荒れ改善に効果があるといわれています。

    お麩はプロリン含有量が食品の中でもトップクラス!

    お麩はおいしくヘルシーで美肌にも効果的とうれしいこといっぱい。

     

    いろいろな「お麩」

    ・焼き麩(小町麩)
    丸い切り口の一口サイズで、スーパーなどでよく見かけるお麩。とろ~りやわらかく使いたいときには焼き麩がおすすめです。

    ・車麩
    真ん中に穴のあいたお麩。キメが細かいものと粗いものとあります。お肉みたいな食感を感じたいときにはキメが細かい車麩を使うのがおすすめです。

    ・もち麩
    お吸い物などによく入っている、まあるくてかわいらしいお麩。もちもちとした食感でおだんごみたいなアレンジやおしるこなどに浮かべても使えます。

    お麩のすごいところや種類がわかったところで、次はレシピを紹介します。

     

    朝、昼、晩と取り入れたいお麩レシピ

     

    お麩を使ったふわとろ卵焼き

    焼き麩を卵液に浸し、そのまま卵焼きを作ればふんわりとろ~りとした卵焼きの出来上がり!

    サンドイッチにはさめば、ふっくら食感でボリュームもたっぷり。朝ごはんにはもちろん、時間が経っても硬くならないのでお弁当にもぴったりです。野菜と合わせてヘルシーでおいしいサンドイッチにしてみましょう。

    お麩でふわとろたまごのサンドイッチ

     

    ジューシー食感の野菜レシピ

    お麩の「水分を吸う」という特徴を生かして、お出汁を吸わせ、ジューシーに仕上げたレシピもおすすめです。

    にんじん1本があっという間に食べられちゃう「お麩入りにんじんシリシリ」は、もう一品おかずがほしいという時にもすぐに作れちゃう手軽さも魅力。

    味付けはなんとめんつゆだけ!という手軽さもおすすめポイントのひとつ。

    お麩入りにんじんシリシリ

     

    お肉の量は半分!車麩を使ったヘルシーハンバーグ

    お麩は細かい網目構造をしていて、パン粉の1.5倍の保水力があります。この特徴を生かして、ハンバーグを作るのもおすすめ。

    お肉の量を半分におさえられるヘルシーハンバーグができちゃいます。

    ちなみに、お麩を加えると時間が経っても硬くなりにくいので、お弁当にもぴったり!

    カロリーオフ!お麩でヘルシー和風バーグ

    ここでご紹介した以外にも、フレンチトーストやラスクなどパンの代用品としても使えます。

    定番の汁ものに入っているお麩もおいしいけれど、アレンジレシピもまた魅力的と思ってもらえたらうれしいです。

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    石倉かおり
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    石倉かおり

    フードコーディネーターで栄養士、共働きの3児の子育て中ママです。ベビー用品の仕事もしています。忙しい中でも頑張りすぎずに楽うまなごはん作りを心がけています。 栄養士の資格取得後、食品会社に勤務しメニュー開発やマーケティングからの商品開発を経験。もっと食べ物のおいしさを伝えられるようになりたいと、フードコーディネーターの資格を取得。 現在はメニュー開発を中心に、親も子どもも一緒に楽しめる料理やお酒に合う一品レシピなどを発信中。 フードコーディネーター(祐成陽子クッキングアートセミナー卒業)、栄養士、ジュニア野菜ソムリエ

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