お砂糖や甘味料を一切使わず、りんごとレーズンの甘みを生かしたアップルタルト。 タルト生地も甘みを入れず、ややお塩をきかせています。 ふっくらとしながらサクサクと層を感じる生地に、優しい甘さのフィリングがマッチし、次々と手を出したくなるお味です。 もっと強い甘みが欲しい方は、りんごを煮るときに適宜足してくださいね。
・あればシナモンを加えると風味が出ます。 ・季節や粉の状態によって粉の乾燥度が違うので、生地に入れるお水の量は、最初やや少なめに入れて調整してください。 ・生地にベーキングパウダーを入れているので、油やお水を合わせたら手早く作業できるよう、型やオーブン、フィリングの準備を先にするのがおすすめです。 ・重石を載せる工程を省き、生地をふっくらさせるため、空焼きは短めの時間にしています。空焼きの時間が長いと記事が膨らみ過ぎてしまいますのでご注意ください。 ・残った生地は型抜きしたり包丁で切ったりして、タルトと一緒に焼いてください。残ったリンゴを載せて食べてもGOOD。
オーブンは180度に予熱しておく。 タルト型(底とれタイプがおすすめ)に油(分量外)を塗っておく。
りんごは芯をとりのぞいてざく切りにする。
鍋に1、レーズン、塩、C 水100mlを入れて中火にかけ、沸騰したら中弱火にして10分ほど煮る。フタを開けて木べらなどで優しく混ぜながら余分な水分を飛して冷ましておく。
ボウルにA 薄力粉200g、ベーキングパウダー小さじ2、塩ふたつまみを入れて泡立て器で混ぜる。
菜種油を入れて手で混ぜ、つまむようにしてポロポロにする。B 水大さじ4を加え、ひとまとめにする。
スケッパーで生地を半分に切って重ねる、を3回ほど繰り返し、丸める。
台の上に薄力粉(分量外)を薄くしき、5を綿棒で丸く伸ばす。型の大きさよりもひとまわり大きくする。
タルト型に6をのせて指で丁寧に押しつけ、綿棒を型の上に転がして端を切り取る。フォークで10箇所くらい穴をあける。
180℃のオーブンで5分空焼きする。
2を載せて180℃のオーブンで20分焼く。
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fujinoniji 越野美樹
調理師•やさい料理家
惣菜店を約20年経営した調理師で、食品衛生にも詳しい。 現在は講談社コクリコ、Yahoo!ニュース、サンキュstyle、コクリコなど複数社で食関係のコラムやレシピ記事を執筆している。 これまで生み出したレシピは800を超える。 旬野菜のおいしさを生かした大量消費レシピが得意。 お弁当歴14年。 編集プロダクション・出版社で編集経験あり。