ゆっくりとした時間で食べたい和のお菓子。これを洋菓子でアレンジしてみました。小豆を入れた生クリームでしっとりと和風に。
このケーキの決め手はしょうゆ。しょうゆの選択でまろやかさがかわります。九州のしょうゆが手に入るようでしたら「うまくちしょうゆ」を生地に入れてくださいね!30×30の天板で生地を作ります。
ボウルに卵・卵黄を入れてハンドミキサーで軽くほぐして、てんさい糖(パウダー)を入れてしっかりと混ぜ込む。湯煎にかけて人肌になるまで温めながらハンドミキサーで泡立てる。
人肌になったら湯煎から外してさらに泡立ててリュバン状(生地がリボンのように流落ちる状態で落ちた生地がしっかり残る状態)まで泡立てて、低速で生地を滑らかにする。
ハンドミキサーの羽を外して掃除をして、薄力粉を2回に分けてふるい、その都度さっくりと混ぜる。
あらかじめ耐熱容器にバターとしょうゆを入れてレンジでとかして人肌まで冷まし、3の一部を入れて混ぜる。そして3に戻してさっくりと混ぜる。バターが完全に混ざったらそこからさらに30回くらいさっくり混ぜて生地をなめらかにする。
敷紙を敷いた天板に4を流し入れてパレットナイフで四隅に広げていく。
表面を平らにするようにパレットナイフで広げて空気抜きをして、180℃に予熱をしたオーブンで14~16分焼く。出来上がりは生地の中心と生地の裏側をさわってべとつかないかを確認して天板からはずす。
ボウルに生クリームとてんさい糖(パウダー)を入れてハンドミキサーで泡立てる。羽のクリームの角が立つくらいまでにしたらゆであずきを入れてかるく混ぜる。
6の敷紙を外して新しいパーパーの上に焼き色を上向きにしてのせて7をおく。パレットナイフで7を塗り広げる。(巻終わりになる方面は塗り白を残す)
ペーパーで生地を持ち上げていきながらふんわりと生地を巻いていく。最後は生地をペーパーで丸め込んで長いパレットナイフで抑えながらパーパーを引っ張ってロールケーキを引き締める。冷蔵庫で1時間寝かせる。
ケーキナイフを熱湯またはバーナーで温めてケーキをカットする。次にナイフを使うときはタオルなどでナイフを綺麗にしてから再び温めてカットしていく。
お皿に茶こしに入れた抹茶をふるい、カットしたロールケーキを添える。
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山口真理
スイーツプランナー。福岡・東京や神戸などを中心に企業、Web、雑誌、テレビなどのレシピ提案・商品開発、カフェなどのスイーツメニュープロディュース、企業や食品会社などのスイーツコラムライター、教室主宰など。レシピは甜菜糖・きび糖などの白砂糖をなるべく使用せず、産直の素材のこだわりスイーツを展開。フェリシモ出版「毎日のごはんを美味しく作る雑貨のカタログ・SweetsBook」 福岡では、生産者さんとの交流を大切にして生産者さんから直接仕入れた食材でのスイーツ作りをし、その食材の一番おいしく食べれる方法でレシピを開発しています。 6次産業開発などの指導・開発も行っています。