かぼちゃをふんだんに使ったニョッキの作り方をご紹介します。かぼちゃのニョッキといえば、セージバターが定番ですが、今回は豚挽肉や玉ねぎもたっぷり使って、食べ応えのある一皿に仕上げています。生地づくりの際に余る卵黄をソースに加えることで、さらに濃厚でリッチな味わいに。 手づくりしたニョッキは、冷凍保存もできます!いつでも手打ちパスタが食べられるのでまとめて作っておくと重宝しますよ♪ 美味しいごちそうとともに、楽しいハロウィンをお過ごしください!
◆ かぼちゃは熱いうちに手早く潰し、水分を飛ばしながら冷ますことで、ニョッキの生地をつくるときに加える粉の量を控えることができるので、かぼちゃの風味をしっかり感じられる生地になります。 ◆ カードは製菓・製パンで使用される調理器具で、「ドレッジ」や「スケッパー」という名称でも販売されています。 ◆ 小麦粉は捏ねると粘りが出てムッチリとした「すいとん」のような食感になってしまいますが、刻んだり重ねたりして生地をまとめていくことで、軽い食感のニョッキに仕上がります。生地づくりの詳しい動作は動画を参考にしてください。 ◆ 余ったニョッキは、茹でる前の状態でクッキングシートの上に重ならないように広げ、冷凍して固まったら保存袋にまとめて入れてください(動画参照)。使うときは冷凍のまま茹でることができます。 ◆ 豚挽肉は、細かくほぐすのではなく、塊のまま炒めて粗くほぐした方が、肉らしい食感を楽しめます。
◆ マッシュルームは7mm厚程度にスライスする。 ◆ セージは葉を摘んで茎を取り除く。小さな葉はそのまま使用し、大きな葉は手で小さくちぎる。 ◆ E 生クリーム200ml、卵黄1/2個分はよく混ぜ合わせておく。
かぼちゃは種とわたをとって大きめの一口大に切り、皮をむく。耐熱皿に並べ、ラップをふんわりとかぶせて600Wの電子レンジに5分かける。柔らかくなったのを確認し、余分な水気を切り、熱いうちにポテトマッシャーやフォークなどを使って潰し、広げて水分を飛ばしながら冷ます。
ニョッキをつくる。作業台にA 薄力粉50g、強力粉50gを広げ、その上に①のかぼちゃを重ね、B 塩しっかりひとつまみ、ナツメグパウダー適量をふる。カードを使って生地を刻むように混ぜ合わせ、粉にかぼちゃの水分を吸わせる。
ソースをつくる。フライパンにC 有塩バター15g、オリーブ油小さじ2、にんにくのみじん切り1/2片分を入れて弱めの中火にかけ、にんにくの香りが立ってきたら玉ねぎのみじん切りを加え、しんなりするまで炒める。
豚挽肉と塩ひとつまみを加え、豚挽肉に焼き色がつき始めるまで炒める(あまり細かくほぐさないこと)。
④のニョッキを1%の塩を加えた熱湯で茹でる。ニョッキが浮き上がったら網杓子ですくい、⑦のフライパンに加える。すべてのニョッキを加えたら、中火にかけてニョッキとソースをよく和える。ソースが煮詰まって濃度がつきすぎている場合にはニョッキの茹で汁を加えて調整する。
火を止めて、パルミジャーノ・レッジャーノのすりおろしをトッピング用に少量残して加え、フライパンをふって溶かし込む。味をみて、塩・挽きたて黒こしょうで調味する。
器に盛りつけ、残しておいたパルミジャーノ・レッジャーノのすりおろしをかけ、最後に挽きたて黒こしょうをふる。
491999
早坂玲奈
大切な記念日や、ご友人を招いてのお食事会など、料理を少し頑張ってみたいときに「何を作ったらいいかな・・・?」と迷ったら、ぜひ私のレシピルームをのぞいてみてください。『大切な人を喜ばせたい』という気持ちを応援するためのおもてなし料理をご紹介しています。 出張料理人・飲食コンサルタント・料理教室講師・フードスタイリストとしての経験を積みながら、プロ向けからご家庭向けまで、様々なレシピ開発に携わってきました。美味しさで周りを喜ばせることは、作り手自身の幸せにも繋がることだと日々感じながらこの仕事を続けています。 「簡単」「時短」も素晴らしいけれど、ときには時間をかけて料理を頑張ってみたい日もあると思います。料理にかける手間は、正しく作れば必ず報われます。丁寧に作り方をお伝えすることで、みなさんが大切な日を笑顔で過ごすためのささやかなお手伝いができれば嬉しいです。