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ローストビーフの作り方はオーブン、低温調理が有名ですが、このレシピはフライパンだけで仕上げてます。数回に分けて火入れを行うことで中心部までしっかりと火を入れます。低温調理器では出すことが難しい、食欲をそそる香ばしさを楽しむこともできます。また、この調理方法を覚えると牛肉のステーキはもちろん、豚肉、鶏肉もフライパン一つで美味しく仕上げることができます!
◆「オリーブオイル」は「ピュアオリーブオイル」を使用します。代替えはサラダ油を使用してください。 「ピュアオリーブオイル」は、味や香りがないので、加熱用におすすめです。 「バージンオイル」は、味と香りがあります。サラダ、ドレッシングなど非加熱用におすすめです。 ◆アロゼすることにより、香りと肉のうま味をまとわせ、全体から火をじっくり入れることができます。 ◆アロゼの際、バターが焦げないように常に弱火にし、注意します。焦げそうな場合はバターを追加してください。 ◆牛肉を切る直前では中心温度65℃目安(ミディアム)。
牛ももかたまり肉を調理1時間前に冷蔵庫から取り出し、常温に戻す。にんにくは皮を剥き、包丁で潰しておく。
余分な脂身を切り落とし、表面の水分を拭き取る。
形が崩れないように、たこ糸を巻く。はじめに1周回しかけ、1か所をかた結びする(牛肉は焼くと膨らむため、指1本が入るぐらいのゆとりを作りながら結ぶ)。
手にたこ糸をかけ輪をつくる。
牛肉に通し、はじめに結んだ部分から1cmほど間隔をあけ、たこ糸をひっぱり締める。
3と4を繰り返しながら4か所ほど結び、最後はかた結びにする。
塩を満遍なくふりかける(塩の量は肉の重さに対して1%。下に落ちた塩も残さずすり込む)。
じっくりと火を入れるため4回に分けて焼く。 1回目)フライパンにオリーブオイル大さじ1をひき、弱火にかけ、全面が白くなる程度に焼き目をつける。
網をひいたバットに取り出し、アルミホイルを被せ、焼いた時間と同じ時間休ませる。
2回目)フライパンは油を捨て、洗わずにペーパータオルでサッと拭く。オリーブオイル大さじ1をひき、2回目は中火で全体に焼き目をつける感じで火入れをし、取り出したら1回目と同じようにアルミホイルを被せ、焼いた時間と同じ時間休ませる。
3回目)フライパンは油を捨て、洗わずにペーパータオルでサッと拭く。オリーブオイル大さじ1をひき、中火で全体を焼き、2回目よりさらに焼き目をしっかりとつける(火が入りはじめると膨れてタコ糸が張る)。
アルミホイルを被せ焼いた時間と同じ時間休ませ、金串またはフォークを中心部まで刺し、5秒~8秒おく。引き抜き下唇とアゴの間にあて温度を確認する。しっかりとした熱さを感じる。芯温計で測ると約40~45℃が目安。
4回目)フライパンは油を捨て、洗わずにペーパータオルでサッと拭く。オリーブオイル大さじ1をひき、中火にかけA 無塩バター30g、にんにく1かけ、タイム3~4本を加え、牛肉を戻す。
バターが溶け始めたら弱火にし、スプーンで溶けたバターをかける(アロゼ)。
1~2分、面を変えながらアロゼを行い、途中で金串またはフォークを刺し、温度を確認。3回目よりしっかりとした熱さを感じれば取り出す。芯温計で測ると約55~60℃が目安。アルミホイルを被せ、焼いた時間と同じ時間休ませる。
【バルサミコソース】 フライパンは油を捨て、洗わずにペーパータオルでサッと拭く。B バルサミコ酢大さじ2、濃口醤油大さじ1、赤ワイン大さじ1、はちみつ小さじ1を加え中火にかけ、1/3まで煮詰めソースをつくる。
牛肉のタコ糸を切り外し、薄切りにする。
温かいご飯の上に盛付け、黒胡椒をふり、卵黄をのせる。食べる直前にバルサミコソースをかける。
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DOI 料理人
料理人
飲食に関わり20年。 料理と向き合いたくさんの人と話しをさせていただき、料理は「人と人」をつなぎ人生を豊かにしてくれると感じています。 「ちょっと、ひと手間、お店の味。」をモットーに食卓を盛り上げる、賑やかにできる、そんなレシピをお届けできたら嬉しいです! ジャンルを問わず、一人でも多くの方に料理を楽しんでもらえるよう「丁寧に、分かりやすく、そして美味しく」を心がけながらコツコツやっていきます。 自分の経験、知識がすこしでも役に立てば幸いです。 【経歴】 ◆40代/大阪生まれ ◆オーナーシェフ兼JSA認定ソムリエ ◆創作料理店で4年間修業 ◆大手外食店で8年間マネジメント経験 ◆2014年レストラン【必然】開業 おかげさまで10周年 ◆2020年JSA認定ソムリエ取得