ビタミンEが豊富なアーモンド
アーモンドの代表的な栄養分として、まず注目したいのは「ビタミンE」。手のひら一杯のアーモンド(約23粒、30g)には、ビタミンEが8.6 mg含まれ、日本人の1日に必要なの摂取目安量(成人男性:6.5mg、成人女性:6.0mg)が補えるそうです。ナッツ類の中では最も多く、他の食材でも緑茶とサフラワー油(紅花油)の次に多いといわれています。
ビタミンEには細胞膜やLDLコレステロールの酸化を防ぐ効果があり、老化はもとより、動脈硬化や生活習慣病予防、血管の健康にも役立ちます。血流を良くし、毛細血管の血行も促進されるため、冷え症や肩こりにも効果が期待できます。血管を拡張し、肌荒れ予防・改善への効果もあるそうです。
つまりアーモンドには、生活習慣病が気になる男性や肌荒れや冷え性に悩む女性にもうれしい効果がある、ということ。
貧血気味の女性に、鉄・ミネラル・ビタミンを
ビタミンE以外にも食物繊維、ビタミンB、そしてカルシウム・鉄・亜鉛といったミネラルが、アーモンドには豊富に含まれています。貧血気味だけどレバーなどが苦手で食べられない私は、代わりにアーモンドを積極的に食べるようにしています。
私の場合は、一晩水に浸したアーモンドをジューサーで野菜ジュースにしたり、アーモンドミルクにしたり、サラダやトーストにトッピングしたり……。バリエーションを作ることで、飽きずに続けることができるんです。
生活習慣病が気になる男性の“おやつ”に
糖尿病予備軍の夫。糖尿病の人は、糖質量の低い食品を積極的に摂る必要があります。ナッツの糖質は10%ほどですが、この数値は食品の中でも低い糖質量なんです。
また、アーモンドには血糖値の上昇を抑制する効果も。夫は、腹もちが良く、噛みごたえもあるアーモンドを間食に摂りいれています。スナック感覚でそのまま食べることができる上、空腹感を抑制することも期待できるので、ちょっとしたおやつにぴったりなのです。
栄養が偏りがちなダイエット中の“栄養補助食”に
中学生の娘は十分痩せているのに「太った、太った」と言って、ダイエットしようとします。しかし、ごはんの量を減らしても甘いものはついつい完食してしまい、逆効果。
そんな栄養が偏りがちな娘に摂らせたいのもアーモンド。食事で足りない栄養素を補ってくれるからです。娘には、季節のフルーツと水に浸したアーモンドをスムージーにして、おやつの代わりに。フルーツの自然な甘みなら、アイスやケーキなどを食べるよりずっと良いですしね! 夏なら、凍らせたフルーツと一緒にフラペチーノやフローズンアイスにすれば、満足感も大きくなります。
肌荒れしがちなお年頃の“ニキビ予防”に
高カロリーで、ともすればニキビができやすそうな印象を与えるアーモンドですが、そんなことはありません。ビタミン・ミネラルが豊富に含まれている上、食物繊維が腸内環境を整えてくれるため、正しく食べればニキビの予防効果も期待できるのです。
息子たち2人には、お弁当のおかずにアーモンドを入れています。アーモンドを鶏肉と炒めたり、揚げ物の衣にしたり、かぼちゃサラダにふりかけたり。
そして休日には、アーモンドを使ったお菓子やケーキ、パンづくりなど家族で楽しんだりもしています。
そのほかにも、人気Nadia Artistがおすすめのアメリカ産ナッツ&ドライフルーツの魅力や、お気に入りの食べ方などをたっぷりご紹介しています!
『American Farmers Market』はこちらから♪
今回お話を伺ったNadia Artist
カワイイ食卓研究家 牛乳パック、クリアファイル 愛好家 きゃらきゃら(小林睦美)
https://oceans-nadia.com/user/33088
編集協力:アメリカ大使館農産物貿易事務所