英語の勉強にハマり、アメリカで暮らした経験も

実家にいたころは、毎日のご飯もお弁当もすべて母に作ってもらっていました。母は料理関係の仕事をしていたこともあって、すごく料理が上手。私は主人と結婚してから、やらざるを得ない状況になり料理を始めた、という感じです。今はこんなに料理が大好きなのに…自分でも信じられません!
20代後半のときにはアメリカ・ロサンゼルスに渡りました。アメリカに行ったのは、OL時代に英語の勉強にハマったことがきっかけです。会社帰りに毎日英会話教室に通って、土日も英語の勉強にあてて。英語が楽しくなってきたころ、会社を辞めて、アメリカに行こう! と突然決めたんです。

アメリカでは、オフィスワークや日本料理店でのウェイトレスの仕事を経験し、そこで生の英語が身に付いた気がします。1年がたったとき、「いま日本に帰ったら中途半端だから、もう少し英語を勉強したい」と思い、アメリカ滞在をもう1年延長。国際貿易実務検定(CITLS)の資格をとるためにマンツーマンレッスンを受けながら、ウェイトレスの仕事を続けました。
その後、資格試験に無事合格し、日本に帰国しました。アメリカにいたころはほとんど自炊はせず、外食ばかりで20kgも太ってしまいましたが…(笑)。この期間に知り合った方々との繋がりや貴重な経験は、今でも大切な宝物です。
レシピ投稿のきっかけはパンプキンマリネ

結婚後に料理を始めたころは、ほかの方のレシピを参考にしながら作っていました。料理の写真をSNSに投稿したり、コメントを読んだりする中で、次第にほかの料理好きな方との交流も楽しくなっていったんです。
自分のレシピを投稿するようになったきっかけは、自作のパンプキンマリネのレシピが好評だったことです。OL時代のランチに買っていたお気に入りのサラダがあって、これを自分で作れたらいいなぁと試行錯誤したのが、Nadiaにも載せているパンプキンマリネ。これが、驚くほどたくさんの方に作っていただけて、「美味しい~」「かぼちゃの煮物は好きじゃないけどこれは好き」というコメントもいただけて。

ともきーたさんのパンプキンマリネは、一度作るとリピート確実の美味しさ
自分のレシピを美味しいと言っていただけるのがこんなにうれしいとは…と思うほどうれしくて、これを機にオリジナルレシピをいろいろ投稿するようになりました。ちなみにこのパンプキンマリネは、作っていただいた方には10年以上経つ今でもリピートしていただけています。
何度も諦めずに応募してNadia Artistに

Nadiaに応募したのは、娘が小学校に入り、時間ができたので仕事をしようと思ったことがきっかけでした。まともに料理の写真を撮ったこともなかったので、Nadia Artistの審査には何度も落ちたんです。
それでも「仕事をするのなら、自分の好きなことをやりたい!」という気持ちだけは曲げられなかったので、何度も応募しました。そしてNadia Artistとして認めていただいたときの喜びは今でも忘れません。しつこくしてすみません! でも、諦めないことって大事ですよね。
今は企業さまのレシピ開発や、Webメディアでのコラム連載などのお仕事をしています。私のレシピを喜んでいただけること、特にお仕事や子育てで忙しい方に私のレシピを役立てていただけていることは、とっても光栄なことです。
“ちょっぱや”レシピが人気となり、出版も実現!

私が得意としているのは、忙しい方でも“ちょっぱや”で作れるレシピです。家庭にある調味料と身近な食材で、ほぼ3ステップで5分以内・10分以内に完成する簡単レシピが基本。特に栄養豊富な旬のお野菜はたっぷり取り入れ、ヘルシーに仕上げるようにしています。

2022年3月には初めてのレシピ本『ともきーたの体すっきり!ちょっぱや超高速 10分おかず』を、同年12月には2冊目の『ともきーたの体すっきり!ちょっぱや超高速 節約おかず』(ともに主婦の友社)を出版しました。出版はNadia Artistになったばかりのころからの夢だったので、お話をいただいたときは飛び跳ねて喜んだのを覚えています!
1冊目には10分で作れる3ステップレシピを、2冊目にはお手軽食材で作れる節約レシピを載せています。毎日の料理はがんばりすぎると途中で嫌になっちゃうと思うので、「作らなきゃいけない」ではなく、「作るのが楽しい」と思っていただけるような本を目指して作りました。
「子どもが喜ぶおつまみメニュー」も好評!

私のレシピのもうひとつのこだわりは、大人も子どもも楽しめる味付けにしていること。反響も大きい「子どもも喜ぶおつまみメニュー」は、私も主人もお酒が好きなので、おつまみにもなってご飯にも合うおかずを作れば一石二鳥だ! と思って考え始めたものです。
お野菜もいろいろ使いますし、ケチャップやソースなどの子ども用の味付けだけではなく、大人と一緒の調味料を使っています。娘も小さなころからそのメニューを食べているからか、結果的には好き嫌いの少ない子に育ちました。
辛味がほしい料理には大人の分にだけプラスすればいいですし、スープなども小さいお子さまの分は野菜の加熱時間を延ばせばOK。大人と子どもの料理を別に作る必要はないと私は考えています。
「お弁当のレシピ本」を出版するのが夢

季節に合わせた華やかなお弁当はInstagramでも評判!(写真提供:ともきーたさん)
現在高校生の娘には、ほぼ毎日お弁当を作っています。かわいいキャラ弁を作っていますが、これは娘の小さいころに「喜んでくれるかな」と思って始めたこと。幼稚園のときはアニメのキャラを作ったりしていましたが、今は動物の顔などをモチーフに、ちょっとかわいいお弁当を目指しています。

キャラ弁を作るときには、前日に必ず絵を描くようにしているんです。お弁当箱の大きさの楕円を描いて、ここにおかずを入れて、クマをここに配置して…と。朝はその絵を見ながら作るようにしています。
娘は朝早く家を出ることも多いので、お弁当作りは朝5時ごろからスタート。完成したら写真を撮影してSNSに投稿したりして、トータル2時間ぐらいで作業終了します。お弁当には前日のおかずを入れることも、もちろんあります。

娘の反応はいつも「かわいい」とかより、「お母さん、今日もお弁当美味しかったぁ」。その言葉が一番うれしいんです。”キャラ弁でもおかずたっぷりで美味しく!”を心がけて作っているので、これからも「美味しい」と言ってもらえるようにがんばります! いつかは、お弁当のレシピ本を出すのが大きな夢です。
Nadia Artistとして悔いのない活動をしたい

これからも、“ちょっぱや”でできるヘルシーレシピというコンセプトは貫いていきたいです。それからせっかく娘のお弁当を毎日作っているので、同じようにお弁当を作っている方にもお役に立てるレシピを増やしていきたいですね。
Nadiaは、私の人生を変えてくださった大きな存在です! Nadia Artistになれたことに感謝し、悔いのない活動を続けていきたいです。好きなことが仕事になるって、とっても幸せなことだなと、私はつくづく思います。料理を仕事にしたい方は、私のように、諦めずにぜひ挑戦していただきたいです。Nadia Artistになれば、ほかの方の刺激も受けながらいろいろな経験をさせていただけますよ。

また、Nadiaユーザーのみなさん、いつも私のレシピを見てくださり、「作ってみた!」のうれしいご報告もありがとうございます。最近、フォロワーさん同士のやりとりのなかで、レシピを広めてくださっているのも大変うれしく思います。これからも、一度作ったら定期的に作りたくなるようなレシピを考えていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします!
写真:高橋 しのの 文:室井瞳子
ともきーた (伊藤 智子)'s profile

料理研究家。5分、10分で作れるヘルシーな“ちょっぱや”レシピや、子どもも大人も一緒に楽しめるメニュー、趣向を凝らしたかわいいお弁当レシピが人気。『ともきーたの体すっきり!ちょっぱや超高速 10分おかず』『ともきーたの体すっきり!ちょっぱや超高速 節約おかず』(ともに主婦の友社)は、どちらも重版となりロングセラーに。現在、夫と娘との3人暮らし。
ともきーた (伊藤 智子)さんのプロフィールはこちら
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