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    • 公開日2017/07/28
    • 更新日2017/07/28

    プロが教える、茶色いおかずでもおいしく見せる盛り付けテク!

    しまった!茶色いおかずがかぶって、なんだか食欲がわかない食卓になったかも……。そんなとき、盛り付け方を工夫することで、見栄えよくおいしく見せることができるんですよ!料理のプロに、盛り付け方のコツやテクニックを教えていただきました。

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    プロが教える、茶色いおかずでもおいしく見せる盛り付けテク!

     

    茶色いおかずが3割増しでおいしく見える!?ベストな器選びを

    まず盛り付け方の前に、器選びのコツをお伝えします。

    同じ料理でも盛り付ける器自体の色や形によって、ずいぶん印象が変わります。

    グレー、黄色、生成り色の器を使って並べてみましたが、いかがでしょうか? 一般的に白い器の方が料理が映える、と言われていますが、必ずしもそうとは限りません。こうして見ると、色味のある器の方が、柔らかい印象で温かみが感じられます。白い器はコントラストが強くなり、少々冷たい印象があるかもしれませんね。茶色いおかずは色味のある器を使うとおいしそうな雰囲気が際立ちます。

    また器は、いただくシーンによっても選ぶ基準が変わってくることも覚えておいてください。

    汁が多いのに浅い器に盛ってしまったり、取り分けにくいものを大皿に盛ってしまっては、食べにくいですよね。

    そのようなことがないように、食べる人のことを考えて器選びをしてくださいね。

    それから季節感も大切。夏場は涼しげな器、冬場は厚みのある器を使うなど、同じおかずでも季節で器を変えると、定番の茶色いおかずにも季節を感じることができますよ。

     

    覚えておきたい!おいしく見せる盛り付けテクニック

    盛り付ける時に押さえておきたいポイントは、「高さ」を意識することです。

    それから旬の薬味などをのせて「天盛り」にすると、季節感を演出することができ、見た目が地味な茶色いおかずも見栄えがぐんと良くなります。

    器いっぱいにおかずを盛るのではなく、少し空間をあけたりしてお皿の余白を残すのも、盛り付けがうまくいくテクニックです。

     

    料理がグレードアップ!?おいしく見える盛り付けテクニック例

    料理がおいしく見える盛り付けテクニックを、実際のレシピとともに4つご紹介します。

     

    香味野菜たっぷりの新じゃがの甘味噌そぼろ和え

    https://oceans-nadia.com/user/11167/recipe/150877

    大きな深皿に高さを出して盛り、ゆでた貝割れ大根を添えます。深皿なら取り分けやすいですし、ごろごろと大きめの野菜でも盛り付けやすいですよ。

    くわしいレシピはこちら
    香味野菜たっぷりの新じゃがの甘味噌そぼろ和え

     

    鯖のみぞれ煮

    https://oceans-nadia.com/user/11167/recipe/142775

    魚料理を立体的に盛り付けるのは難しいと思われがちですが、こうして薬味を上におくと立体感が出て印象がよくなります。

    くわしいレシピはこちら
    鯖のみぞれ煮

     

    鶏もも肉の味噌漬け

    https://oceans-nadia.com/user/11167/recipe/142667

    付け合わせの野菜もたっぷり使いたい場合は、上に盛り付けるとせっかくのメイン料理が隠れてしまうので、こんな風に大きな平皿を使って添える形にすると、メリハリが出ておいしそうに!

    このときも、付け合わせの野菜は横に広げるのではなく、重ねるように高さを意識して添えてあげると、より見栄えが良くなります。

    くわしいレシピはこちら
    https://oceans-nadia.com/user/11167/recipe/142667

     

    里芋団子の生姜あんかけ

    https://oceans-nadia.com/user/11167/recipe/142633

    季節の薬味は、ほんの少し使うだけでも料理がイメージアップします。写真は菊の花をあしらいました。菊の花を使うと秋の装いに。大葉やみょうがを使えば夏に、春なら絹さやの細切り、冬はネギや大根おろしもいいですね。

    くわしいレシピはこちら
    里芋団子の生姜あんかけ

    いかがでしたか? 茶色いおかずは、それだけだとちょっと寂しいですが、器や盛り付け方を工夫すればこんなにおいしそうに見せることができます。早速今日のおかずから試してみてくださいね。

    編集協力:糸井朱里

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    このコラムを書いたArtist

    川崎利栄
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    川崎利栄

    川崎利栄(かわさきりえ) フォトスタイリスト&フードプランナー、フードスタイリスト 岸和田市在住(アトリエFood Planet主宰) フードコーディネーター講師に従事し、カフェ、ダイニング、料理スクールの立ち上げ、 プランニング、料理写真の提供を経験を経て地元にアトリエを構える。 2014年彩誉ブランド推進委員として地元の食の発信に携わる。 おべんとう作りはライフワークであり、これまで延べ5,000個以上作っています。 レシピ制作はもちろん、レシピ再現、撮影まで一貫して自身で行います。 ■書籍 ・2020年2月20日 世界文化社「朝8分ほったらかし弁当 3品同時に作れる魔法のレシピ」出版 ・遊タイム出版 お弁当に!パーティーに!おいしく簡単ロール寿司(レシピ・写真提供) ・日東書院 みんなのOh!Bento(お弁当ライフ掲載) ・扶桑社 レシピブログmagazine冬号 (一部スタイリング) ・今春出版予定のトップブロガーさんの料理本1冊をスタイリング ■メディア 読売テレビ「秘密のケンミンSHOW」 テレビ朝日「食彩の王国」 地元食材を使った料理5品製作 毎日新聞関西版「彩る」 テレビ朝日「おはよう朝日です」 日本テレビ「スッキリ」 関西テレビ「やすとも・友近のキメツケ」 読売テレビ「anna」「ピーチcafe」

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