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    • 公開日2016/06/10
    • 更新日2016/06/10

    自宅で極上焼き魚定食を作る!プロが教える魚焼きグリルの使い方

    献立のレパートリーに加えたい「焼き魚」。本格的なおいしさを求めるならば、魚焼きグリルを使うのが便利です。和食の魅力を伝える料理研究家の高橋善郎さんに、グリルを使った焼き魚の作り方を教えていただきました。

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    自宅で極上焼き魚定食を作る!プロが教える魚焼きグリルの使い方

    キッチンのガスレンジについている魚焼きグリル。「使った後の片付けが面倒」などの理由で、あまり使っていないという人も多いのではないでしょうか?

    食材に熱を効率よく伝える魚焼きグリルは、焼くだけで食材を美味しくしてくれる実力派。持っているなら、使わない手はありません! スーパーで手に入る鮭やさばなどの切り身魚を、和食屋さんでいただくような本格的な焼き魚に仕上げてくれます。

    今回は、魚焼きグリルを使いこなすポイントと、おいしく仕上げるためのちょっとしたコツをお伝えしていきます。これを機にぜひ“グリルデビュー”してみてください!

     

    魚焼きグリルでおいしい焼き魚を焼くコツ

    魚の表面にパリッと焼き目をつけ、うまみを逃がさずふっくらジューシーに焼き上げるのがグリルのいいところ。上手に使いこなすには「予熱」と「時間」が重要なポイントになります。

     

    【予熱】強火で2~3分予熱する

    機種にもよりますが、基本は強火で2~3分予熱を。予熱することで、グリルの網に食材がくっつきにくくなる効果もあります。

     

    【下準備】ペーパータオルで魚のドリップを拭き取る

    切り身魚、とくにさばは、新鮮なものでも血合いや身の部分からドリップが出るので、拭き取って使いましょう。

     

    【下味をつける】塩少々をまんべんなくふる

    切り身魚全体にまんべんなく塩をふります。高い位置からふると、均一に塩が行き渡ります。

     

    【焼く】両面焼きグリル:皮目を上にして中~強火で6~7分、片面焼きグリル:皮目を下にして中~強火で4~5分、返して4~5分

    グリルには、上下にバーナーがある両面焼きタイプと、上のみにバーナーがついた片面焼きタイプがあります。「両面焼き」の場合は皮目を上にして一気に焼き上げて。皮がキツネ色に色づいたら焼き上がりです。「片面焼き」の場合は、はじめに皮目を下にして焼き、皮目が焼けたらひっくり返します。

     

    弱火はNG!思い切って中火で一気に焼こう

    グリルを使い慣れないうちは、「焦げてしまわないか心配」などの理由で火を弱めがちですが、これは焼き魚の調理的にはNG! おいしさの要である皮目をしっかり焼くためには、中~強火(250~260度)の火力が必要です。

    また、焼く時間が長くなるほど水分とうまみが抜け、身がパサついてしまうことに。

    つまり、グリル内の温度が低いと身だけが先に焼けてしまう。でも、まだ皮が焼けないために焼き続け、ますます身がパサつく…という悪循環に陥るのです。「中~強火で一気に焼く!」というポイントを忘れないようにしましょう。

    焼き魚は上手にできれば驚くほどおいしいもの。ぜひご自宅で和食屋さんのような焼き魚を味わってください。

    ●関連レシピ
    カレーマリネの焼きサバ

    写真:吉田朱里 文:芝 真紀子

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    高橋 善郎
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    高橋 善郎

    • 調理師
    • 食品衛生責任者
    • 野菜ソムリエ
    • ソムリエ(ANSA)
    • 日本酒学講師
    • 唎酒師

    1988年神奈川県川崎市生まれ 和食料理人である父の影響で、幼少期から実家の店舗で料理の基礎を学ぶ。 専修大学法学部 法律学科を卒業後、日本食研(株)に営業職として入社。 退職後は和食料理店での店長勤務を経て、フードコーディネーター養成スクールを卒業後、料理研究家として独立。 調理師免許、きき酒師、ソムリエ(ANSA)、野菜ソムリエなど食に関する資格を9個保有し、きき酒師の上位資格である日本酒学講師を当時史上最年少で合格。 素材の持ち味を活かした和食をベースに、エスニックからイタリアン、 オーガニックと幅広いジャンルを得意とする。 2015年には農林水産省・JICAの共催事業にも参画。 日本在住の外国人をはじめ、フランス、パラグアイ、バングラディシュ、セルビアなど、国外でも日本食・食文化を発信している。 また、スポーツをこよなく愛し、トライアスロンの国内大会では年代別で優勝するほどの実力。 2018年6月に行われた「第2回 鞆の浦トライアスロン」で年代別優勝を果たし、2018年 オーストラリア ゴールドコースト、2019年 スイス ローザンヌで行われた世界選手権にも2年連続でエイジグループ日本代表として出場。 2020年9月 カナダ エドモントンで行われる世界選手権の出場権も獲得している。(※新型コロナウイルスの影響により中止) 走る料理家として、スポーツメーカーやスポーツ・健康雑誌とのタイアップも多く手がけ、「食 ✕ 健康 ✕ スポーツ」を普及する活動も精力的に行っている。 そして、アスリートとしての実績が評価され2020年 東京パラリンピックパラ卓球ナショナルチーム 公認アスリートフードコーチに就任し選手をサポート。 2022年2月には第一子(男の子)が産まれ子育てに奮闘中。 【著書】 ・ソムリエ×料理人が家飲み用に本気で考えた おうちペアリング(主婦の友社・共著) ・遅く帰った日のきちんと小鍋(エイ出版社) ・「燃やすおかず つくりおき」(学研) ・「魔法のココナッツオイル(e-Mook)」(宝島社) ・「イケ麺レシピ103」(エイ出版社) ・「BRUNO(ブルーノ)の絶賛ホットプレートごはん」(宝島社) ・「ココナッツオイルで健康になる! (TJMOOK) 」(宝島社) ・「いつもの小麦が不調の原因!グルテンフリー入門 」(宝島社)   etc 【保有資格】 日本酒学講師 / 唎酒師(ききさけし) / ソムリエ(ANSA) / ビアアドバイザー / おさかなマイスター / ジュニア野菜ソムリエ / ジュニアアスリートフードマイスター / 調理師免許 /食品衛生責任者 【レシピ開発】 水産庁さま / 味の素株式会社 / フジッコ株式会社 / キリンビール株式会社 / ヤマキ株式会社 / 株式会社神戸屋 / 株式会社永谷園 / マルハニチロ株式会社 / ひかり味噌株式会社 / 白鶴酒造株式会社 / マルコメ株式会社 / テーブルマーク株式会社 / オタフクソース株式会社 / マルサンアイ株式会社 / カリフォルニア・レーズン協会 / スポーツクラブNAS / ノリタケ / 宮崎経済連 / 日清食品チルド株式会社 / サンマルコ食品株式会社 / 一正蒲鉾   etc 【メディア】 NHK あさイチ / NHK ひるまえほっと / テレビ東京「なないろ日和!」 / テレビ東京「よじごじDays」 / 日本テレビ ヒルナンデス! / 日本テレビ ZIP! / TOKYO MX 「日曜はカラフル!!!」 / テレビ朝日「クリームシチューのハナタカ!優越館」 / フジテレビ 良かれと思って! / テレビ朝日 グッドモーニング! / 東海テレビ スイッチ!    etc

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