サクの刺身や、夕方で安くなっていた盛り合わせなど、たくさん買った刺身が食べきれず余ってしまったとき。明日にはもう食べられないし…と泣く泣くサヨウナラする前に、その“待ったなし”の状況を打開する解決策があります!
それは、もともと鮮度のよい刺身用の魚だからこそできるアレンジ料理。とっても簡単にできることも、試してほしいポイントです。
保存性の高い調味料に浸け込んだり、火をさっと通すだけのお手軽調理で、余った刺身が美味しく大変身。「余ったから」ではなく、むしろわざわざ作りたくなる刺身のアレンジメニューをご紹介しましょう♪
解決策①たれに漬け込む 鮮度★★★
しょうゆのみ、または、しょうゆに煮切ったみりんを少々加えたたれを準備。刺身のサクの余ったものをペーパータオルくるみ、たれに浸して20〜30分おけば完成。ペーパーに包んで浸すことで味の入り過ぎを防ぐとともに、たれが少量で済むメリットが。
食べ方:しょうがやにんにくと和える。白いご飯にのせて漬け丼にする。まぐろのほか、かつお、サーモンでも美味。刺身を生のまま食べるため、鮮度のよい状態で。
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解決策②霜降りにする 鮮度★★
鍋に湯を沸かし、刺身を一切れずつ玉じゃくしで3秒ほど湯通しして、氷水で粗熱を取ります。表面の色が変わればOK。霜降りにすることで生臭みのもととなる、鮮度の落ちた脂がとれる。刺身をザルに置き、ポットの湯を回しかける方法も。
食べ方:しっかりキッチンペーパーで水気を拭き取り、ポン酢などで和える。まぐろ、ぶり向き。
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『マグロと春菊のポン酢和え』
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解決策③揚げ焼きにする 鮮度★
刺身の表面に片栗粉をまぶし、余分な粉をはたき落として、フライパンで揚げ焼きにする。火加減は強めの中火。余熱でも火が通ることと、刺身用の魚のため加熱時間は片面1分半〜2分ほどでOK。①で漬け込んだ刺身を使っても美味。
食べ方:適宜味付けをしていただく。厚みのあるかつお、まぐろがおすすめだが白身魚でも美味しい。
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マグロのねぎだく竜田
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鮮度が良い刺身用の魚ならではのアレンジは、簡単にごちそう感が出せるのでおすすめです。ぜひ覚えておきましょう!
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写真:吉田朱里 文:芝 真紀子