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    どこまで捏ねるのが正解?つなぎの役割は?つくねを科学的に解説

    • 投稿日2021/09/10

    • 更新日2021/09/10

    • 調理時間20

    つくねにしてもハンバーグにしても、どこまで捏ねるべき?繋ぎの量は?等なかなか正解ってわかりませんよね?その疑問解決します

    材料4人分

    • 鶏ひき肉
      400g
    • 長ねぎ
      1/3本
    • 大葉
      10枚
    • れんこん
      100g
    • パン粉
      200ml
    • たまご
      1個
    • 2g (肉の0.5%)
    • サラダ油
      大さじ2程度
    • 砂糖
      大さじ2
    • 料理酒
      大さじ4
    • みりん
      大さじ4
    • 醤油
      大さじ2

    作り方

    ポイント

    ①ふわふわ感はつなぎ由来 ②エマルジョンと食感 ③低温で焼く

    • それぞれ以下のように切っておく れんこん...粗みじん切りにし、酢水にさらしておく 長ねぎ...みじん切り 大葉…5mm角程度の粗みじん切り

    • 1

      「鶏ひき肉」 まずは"半量"です。残りは後で使うので、間違えないように! そして、必ず"もも"を使うこと。

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      「塩」 肉全量の0.5%分。

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    • 3

      「よく混ぜる」 いわゆる粘りが出るまで捏ねます。

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    • 4

      「目指すべき状態」 ここまでは一般的な感じ。

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    • 5

      「長ねぎ」 みじん切りにしたものを。長ねぎの役割は、香りと甘味です。

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    • 6

      「大葉」 5mm角程度に切ったものを。大葉の役割は香り。

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    • 7

      「れんこん」 粗みじん切りにし、酢水にさらしたものを。れんこんの役割は食感。

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    • 8

      「パン粉」コツ① ふわふわ感に直結するのはパン粉の量。ということで、よりふわふわにしたい方は多めに。理由は動画で。

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    • 9

      「たまご」 タンパク質が加熱で固まる&水分が多いので、役割は"崩れにくくする"ことです。

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    • 10

      「よく混ぜる」コツ② 再びよく捏ねます。このよく捏ねた状態のことをエマルジョンと呼びます。

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    • 11

      「目指すべき状態」コツ② ひき肉は捏ねれば捏ねるほど"肉感"が弱くなります。つなぎの量と捏ね方で仕上がりが変わるんです。

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      「鶏ひき肉」コツ② 残りの分を加えます。こっちは"肉感"を出すために"あまり捏ねないように"します。

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      「さっと混ぜる」コツ② ということで15秒程度、超サクッと混ぜます。

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      「目指すべき状態」コツ② さっきと状態が違うのがわかると思います。写真とテキストでは限界があるので、詳しいことは動画で。

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    • 15

      「スプーンを使って」 大きさの均一化、手の熱が伝わらない、潰さずに成形できるあたりの理由からオススメします。

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      「油をしかずに直接フライパンに」 ここでは油はいりません。

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      「アプミホイルをかぶせる」 鍋蓋ではなく、アルミホイルがオススメ。焼き色をつけながら中心部まで火を入れるいい塩梅なので。

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      「焼く」コツ③ ここで初めて火を点けます。強火厳禁。弱めの中火でゆっくりと火を入れていきます。

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      「ひっくり返す」 2〜3分経ったらひっくり返します。スプーン成形で3面あるので、あと2回、焼く→ひっくり返すを繰り返して

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    • 20

      「再びアルミホイル」 なるべく密着させるように。

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    • 21

      「再び焼く」コツ③ あくまでも強火厳禁。 もう1回、焼く→ひっくり返すを繰り返して...

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      「目指すべき状態」 こんな感じで、うっすら焼き色がつきつつも、色が変わった状態を目指します。

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      「サラダ油」 ここから焼き色をつけます。ある程度油がないと焼き色はつかないので、多めに入れて。余分な油は後で拭き取るので

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      「焼く」 コロコロ転がしながら焼き色をつけていきます。ここでは強火で。

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      「目指すべき状態」 こんな感じでいい焼き色がついたら一旦火を止めて。

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      「油を拭き取る」 9割ほど拭き取るイメージで。

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      「砂糖」 仕上げに入ります。

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      「料理酒」 アルコール系を先に。

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      「みりん」 これもアルコール系なので。

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      「アルコールを飛ばす」 30秒ほどでOK。

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      「醤油」 アルコールが飛んだら醤油を。

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      「煮詰める」 コロコロしながら、表面が乾かないように煮詰めて。

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      「完成」 お好みで小ねぎ、七味唐辛子をかけて。卵黄を添えたら完璧です。

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    レシピID

    421147

    質問

    作ってみた!

    • 花🌸🌸
      花🌸🌸

      2022/03/10 17:12

      美味しすぎます。

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    こじまぽん助
    • Artist

    こじまぽん助

    分子調理学研究家・ビデオグラファー

    料理の「それが知りたかった!」をあなたに。材料が同じでも、テクニックがなくても「作り方ひとつで」確実においしく作れるレシピをご紹介。 料理の「全ての工程には、おいしくなるための理由が必ず存在」しています。動画では、それを誰にでもわかるように解説しています。 普段は裏方として、映像制作/マーケティングを中心に事業展開しています。 主たる業界として、 ①食品/調味料/飲料メーカー  ・WEB CM 制作  ・レシピ開発  ・パッケージ写真  ・料理動画 ②建築/美容/SaaS/金融/自動車/アパレル/その他色々  ・WEB CM 制作  ・街頭広告 制作 (渋谷スクランブル交差点等)  ・交通広告 制作 (山手線/タクシー等)  ・TV CM 制作  ・短編ドラマ制作  ・SNS 運用支援  ・ナレーター/声優 (年に数回だけ) 等を上流から下流まで担当。 年間200〜300本程度の動画を制作しています。 <映像関連 所属/会員>  ・だから、LUMIX。運営委員会 (2023/1〜)  ・LUMIX 公認クリエイター (2023/3〜)  ・LUMIX 公式パナチューバー (2020/9〜)  ・LUMIX プロフェッショナルサービス (2019〜)  ・SIGMA プロフェッショナルサービス (2023/2〜)

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