秋が旬のさんまや鮭などの魚が、脂がのって美味しい時期です。そのまま塩焼きで食べるのももちろん美味しいですが、ひと手間加えてアレンジすれば、旬の美味しさをより一層楽しめます。
今回は、秋の魚の代表でもある「さんま」を使います。旬のさんまは、脂がのった濃厚な味わいが特徴。そんなさんまの美味しさを余すことなく活用するレシピをご紹介します。
骨までほろほろ♪タイ風さんまのナンプラー煮
さんまの塩焼きに飽きてきたら我が家では煮てしまいます! 今回ご紹介するのは、「さんまのナンプラー煮」です。お酢を入れて煮込むことで骨まで柔らかくなり、まるごと食べられます♪
醤油でも美味しいのですが、今回はエスニック感を出すためにナンプラーで煮てタイ風にアレンジし、センスが光るアレンジ料理に。香草、特にミントとの相性がとても良いです。
さんまは秋が旬ですが、11月中旬を過ぎると脂が減ってきます。内臓のえぐみも増すので取り除いて煮るのがおすすめです。
【材料(3人分)】
さんま 3尾(頭と内臓が取ってある物を使用)
しょうが 1かけ
ナンプラー 大さじ3
日本酒 大さじ4
酢 200ml
砂糖 大さじ1.5
唐辛子 1本
パクチー&ミント 適量
【下準備】
・しょうがはスライスし千切りにする
・唐辛子は種を取り除く
【作り方】
1. さんまは水洗いしてキッチンペーパーで水気を拭き取り、一尾を三等分に切る。
●キヨシこだわりポイント
臭みをしっかり取るために、必ず最初は水洗いしてキッチンペーパーで拭きましょう。
2.1をフライパンに入れ、酢と唐辛子を加えて強火にかける。
沸騰したら中火に落とし、アクを取って落し蓋をし、煮汁が少なくなるまで弱火で30分程煮る。
3. 2に日本酒とナンプラー、砂糖を加えて再び落とし蓋をして、弱火で15分程煮る。
●キヨシこだわりポイント
煮込む時あまり強火だと皮が剥がれて見映えが悪くなります。見た目をキレイに仕上げたい場合は弱火でゆっくり煮込んでください。
4.皿に盛りつけて、しょうがとパクチー、ミント、唐辛子を添えたら完成。
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●『さんまのナンプラー煮』
肌寒い夜にも!エスニックおかずで秋の味覚を楽しもう!
冷蔵庫に入れて保存しておき、お弁当に入れるのもおすすめ! ほぐして大根サラダにのせてみたり、米と一緒に炊飯器で炊いてさんま炊き込みご飯にしたりと応用もきいて便利です。さんまの魅力を新発見できるかも? 旬が終わってしまう前に、ぜひ試してみてくださいね!
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伊地知潔のアジアンキッチンシリーズ