旬のさんまをもっと美味しく!骨まで食べられるやわらか煮
だんだん秋めいてきて、さんまが食べたくなる季節になりました。
今回ご紹介するさんまのやわらか煮の魅力は、ほろほろっとやわらかく骨まで食べられるところ。また、小さなお子様から年配の方まで好まれる甘辛い味付けは、新米と合わせて食べたくなる美味しさです。
せっかくの秋の味覚。旬のさんまを使って骨まで食べられるやわらか煮を作ってみたいと思われる方も多いのではないでしょうか?
骨ごと食べるには圧力鍋を使うのが一般的ですが、工夫次第で圧力鍋なしでも骨まで丸ごと食べられるやわらかさに仕上げることができるんです。今回は圧力鍋をお持ちでない方でも気軽にトライできるさんまのやわらか煮のレシピをいくつかご紹介したいと思います。
さんまの下処理の方法
まずは、さんまのやわらか煮に共通する下処理についてご紹介します。
1.さんまの表面を包丁で軽くこそげて、うろこを取り除きます。
2.頭と尾を切り落とし、筒切りにします。
3.菜箸などで内臓をかき出し流水で洗います。この時、箸で中骨をカリカリとこすると、血合い部分が取り除きやすく臭みが抑えられます。
水洗いした後は、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
加熱前に塩をふって10分ほどおいてからキッチンペーパーで水分を拭き取り、余分な水分と臭みを除くことも美味しく仕上げるポイントです。
定番からおしゃれアレンジまで!さんまのやわらか煮4選
圧力鍋なしでOK!基本のさんまのやわらか煮
こちらは基本的なさんまのやわらか煮です。骨までやわらかく仕上げるポイントはお酢! さらに、さんまに包丁で切り込みを入れてから煮ることで、骨までやわらかく煮えるよう工夫しています。しょうがの爽やかな風味が魚の臭みを抑えてくれてうま味が引き立ちます。お好みで鷹の爪を入れてピリッとさせても美味しいですよ。
【主な材料】
さんま
しょうが
米酢
きび砂糖または上白糖
みりん
醤油
●詳しいレシピはこちら
『圧力鍋を使わないさんまのやわらか煮』
ダブルのさっぱり風味がクセになる!さんまの梅ポン煮
ポン酢を使ってさっぱりと仕上げたやわらか煮です。美味しさの特徴はポン酢と梅干しのWの酸味。臭みや脂っこさが気になるさんまも、ポン酢と梅干しの効果でコクはあるのにさっぱりとした味わいになります。このさっぱり加減はハマりそう!
【主な材料】
さんま
ポン酢
梅干し
きび砂糖または上白糖
みりん
酒
●詳しいレシピはこちら
『さっぱり味にハマる!さんまの梅ポン煮』
オイルで煮込んで洋風アレンジ!たっぷりねぎのさんまコンフィ
やわらか煮と言ってもこちらはオイル煮。骨は食べられるほどやわらかくはなりませんが、身はふっくらとやわらかくなり、骨からほろっと外れるのでとっても食べやすいんです。オイルに浸したらオーブンで低温加熱することで、うま味がぎゅっと詰まってやわらかく仕上がります。シンプルな味付けなので、パスタやサンドイッチ、炊き込みご飯などにアレンジするのもおすすめです。
【主な材料】
さんま
長ねぎ
鷹の爪
米油またはサラダ油
●詳しいレシピはこちら
『オーブンに入れっぱなし!たっぷりねぎのさんまコンフィ』
すだちの香りがアクセント!揚げさんまのおろし煮
さんまを骨まで美味しく食べるには、揚げるのも一つの方法です。香ばしくカリッと揚げてから大根おろしと煮るので、さっぱりしながらもコクのある美味しさに。すだちの香りも爽やかで、揚げたさんまの香ばしさと相性抜群です!
【主な材料】
さんま
薄力粉
大根
みりん
薄口醤油
すだち
●詳しいレシピはこちら
『すだち香る揚げさんまのおろし煮』
さんまは塩焼きで食べる方が多いと思いますが、煮ものとしてもいろいろなアレンジが楽しめますし、今回ご紹介したような方法で圧力鍋がなくてもやわらかく仕上げることもできますよ。さんまのやわらか煮は保存できるものが多いので、時間がある時に作り置きしておいて忙しい平日のおかずにするのもおすすめです。さんまの上がった食卓からぜひ秋を感じてくださいね。
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