ポン酢と梅干しを使った簡単煮です。臭みや脂っこさが気になるさんまも酢や梅干しの効果でさっぱりと食べられます。このさっぱり加減はハマりそう!保存もきくので多めに作っておくのがおススメです。
使う梅干しによって味が変わってしまうので、梅干しの甘さや塩味に合わせて調味料は加減してください。 今回は昔ながらの酸っぱい梅干しを使っています。 種からも旨みが出るので一緒に煮ると良いです。
さんまの下処理をします。 さんまを包丁で軽くこそげてうろこを除きます。 頭と尾を切り落とし5cm幅の筒切りにします。 菜箸などで内臓をかき出し流水で洗い、キッチンペーパーで水気をふきとります。
やわらかく煮るために、さんまの中骨にあたるところまで包丁で切り込みを入れ、裏側も同じように切ります。 塩をふって10分ほど置き、臭みを除きます。 水気が出てきたらキッチンペーパーでふきます。
さんまが重ならずに並べられるくらいの大きさの鍋を用意し、丸く切り抜いて切り込みを入れたクッキングシートを鍋底にしきます。 (クッキングシートをしくと、さんまの皮がやぶけにくいです)
鍋にA ポン酢100ml、きび糖又は砂糖大さじ3、みりん100ml、酒50ml、水100mlの調味料と水を加え混ぜたらさんまを並べます。 梅干しは味が出やすいように種を取り出して、種も一緒に加えて中火にかけます。 沸騰したらアクを除き、クッキングシートで落し蓋をしてさらにふたをして1時間中弱火で煮ます。 ※家庭によって火力が違うので途中で様子を見て煮汁が焦げないように気を付けましょう。
1時間後、煮汁が詰まってきて少しとろみが出てきたら火を止めて梅干しと一緒に器に盛り付け、(種は除いておきます)小口切りにした万能ねぎを添えます。
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がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。