栄養バランスもばっちり!具だくさんの中華丼
具だくさんのあんが美味しい中華丼。ご飯の上に八宝菜をのせたどんぶりです。野菜も肉も魚介も入っていて栄養バランスもばっちりな、子どもから大人まで好きなメニューですよね。中華という名前がついているにもかかわらず中国には中華丼という料理はなく、日本で生まれた料理だそうです。
八宝菜はその名前から8種類の具が入っていると思われがちですが特に8種類という決まりはなく、「八」の字には具だくさんという意味があるそうです。お店や家庭によって入れる具材も違いますよね。
今回は、おうちで作りやすい材料を使って美味しく作れるレシピをご紹介したいと思います。
基本の中華丼の作り方
【材料(2人分)】
豚薄切り肉 80g(バラ、肩ロースなどお好みで)
にんじん 1/8本(約20g)
白菜 80g(大きめの葉約1.5枚)
チンゲン菜 1/2個
たけのこの水煮 50g
きくらげ 1g
むきえび 6尾
片栗粉 小さじ1
しょうが 5g
ごま油 小さじ2
水 500ml
A醤油 大さじ2
A酒 大さじ1
A鶏がらスープの素 小さじ2
うずらの卵水煮 4個
塩、こしょう 各適量
水溶き片栗粉 大さじ5(水:片栗粉=1:1)
ご飯 2人分
【作り方】
【下準備】
きくらげは水に浸けて戻しておく。
1.にんじんは短冊切り、白菜とチンゲン菜は食べやすい大きさの削ぎ切りにする。たけのこの水煮は3mmほどの薄切りにする。きくらげはかたい部分を切り落とし、食べやすい大きさに切る。
【ポイント】
たけのこは穂先の部分は繊維に沿って、根本に近い部分は繊維を断つように切ると食べやすいです。
2. むきえびは背わたを取りボウルに入れ、片栗粉と水大さじ1、塩ひとつまみを入れ揉み洗いする。水で洗い流し、よく水気を拭き取る。
【ポイント】
片栗粉の細かい粒子がえびの汚れを吸着してくれます。塩は身を引き締めてプリッとした食感に。水に汚れが浮いてくるのでしっかりと洗い流してください。ひと手間かけることで格段に美味しくなるのでぜひやってみてくださいね。
冷凍むきえびやシーフードミックスを使う場合は、海水と同じくらいの塩水で解凍すると縮まずぷりぷりになりますよ。
3.豚薄切り肉は食べやすい大きさに切る。しょうがはすりおろす。
今回は豚バラ肉を使っていますが、豚こま切れ肉や肩ロース肉でも作れます。
4.フライパンにごま油を熱し、豚薄切り肉を加え中火で炒める。色が変わったらにんじん、たけのこの水煮、きくらげ、むきえびを加え炒める。
【ポイント】
野菜とむきえびを加えたら1分くらい炒めてください。
5.水を加え沸騰させる。白菜とチンゲン菜の芯の部分を加え、火が通るまで1〜2分煮込む。
Aを加え、白菜とチンゲン菜の葉の部分、うずらの卵水煮、おろしたしょうがを加えて塩、こしょうで味を調える。
【ポイント】
芯の部分は火が通りにくいので少し長めに加熱します。しょうがは香りをしっかりと残したいのでここで加えます。
火加減やフライパンの大きさなどにより煮詰まり具合が異なると思いますが、塩、こしょうで味を調える際はご飯にかけることを想定して少し強めに味付けをすると良いです。
6.火を弱め、水溶き片栗粉を回し入れて中火でとろみがつくまで煮る。ご飯と共に器に盛る。
【ポイント】
水溶き片栗粉は1か所に注いでしまうとそこで固まってしまうので、回しながら少しずつ加え、すぐに混ぜることがポイントです。
加えてすぐは片栗粉のでんぷんに火が通っておらず、1分ほど煮ることで火が通って固まります。すぐに火を止めず、表面につやが出てくるまで混ぜながら加熱してください。
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中華丼
野菜やきくらげの食感を活かしつつ、えびと豚肉のうま味が一体となったアツアツのあんかけがとても美味しいです。ご飯がもりもり食べられますよ。ご飯以外に、かた焼きそばにかけるのもおすすめです。
https://oceans-nadia.com/user/196104/recipe/415056
●詳しいレシピはこちら
中華あんかけかた焼きそば
えびの下処理や水溶き片栗粉の加え方は覚えておくと便利なポイントなので、ぜひほかのお料理にも役立ててくださいね。
蒸し暑く食欲が落ちやすい季節ですが、栄養たっぷりの中華丼で夏を元気に過ごしましょう!
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